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プログラマーの需要は今後どうなる?将来性と需要の高い人材になるためにできることを解説

プログラマーの需要は今後どうなる?

生成AIやローコード開発の普及により、プログラマーを取り巻く環境や求められる役割は大きく変化しつつあります。

こうした技術の進展によって「プログラマーの仕事は減るのではないか」と語られる場面も増えていますが、需要そのものが急激に失われる状況にはありません。

本記事では、プログラマー需要の現状や「需要がなくなる」と言われる背景、さらに将来性があるといえる理由を解説します。

将来性を踏まえてキャリアを考えたい方や、これからスキルアップ・転職に向けて動き出そうとしている方が、これからの方向性を考える際に役立つ内容です。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

プログラマーの需要の現状

プログラマーの需要は現在も高い水準にあり、近い将来急速に縮小する兆しは見られません。

こうした状況が続く背景には、プログラマーを含むIT人材の不足が長年続いていることが挙げられます。

IT人材需給に関する調査(経済産業省)」では、IT需要の拡大やデジタル化の進展により、2030年には最大で約79万人のIT人材が不足する可能性が示唆されました。

加えて、多くの企業でDX(デジタルトランスフォーメーション)推進が加速していることも、IT人材の必要性を押し上げています。

2024年のIPAの調査では「業種問わずDXを推進する人材はほとんど充足していない」と指摘されており、人材不足が深刻化している現状が示されています。

こうした2つの要因を踏まえると、プログラマーの需要が急激に失われる未来は想定しづらいといえるでしょう。

一方で、生成AIの普及やローコードの開発も進んでおり、企業が求めるプログラマー像が変わりつつあるのも確かです。

そのため、プログラマー自身が新しい技術に対応していくことが重要になっています。

参考:経済産業省「IT人材需給に関する調査 調査報告書

IPA「DX動向 2024

プログラマーに需要がなくなると言われる理由

プログラマーには将来性があるとされる一方で「今後は需要がなくなるのではないか」「仕事が減っていくのでは」といった声を耳にすることもあるでしょう。

こうした不安の背景には、技術の進化によって業務のあり方が変化していることが挙げられます。

IT業界は変化のスピードが速く、新しい技術や開発手法が次々と登場します。

こうした環境の変化を目の当たりにすると、プログラマーとしてのキャリアがこの先どうなっていくのか、不安を感じるのも無理はありません。

ここでは、具体的にどのような技術・環境の変化が不安を生み出しているのか詳しく見ていきます。

AIに仕事が奪われると言われている

生成AIや開発支援ツールの進化によって「プログラマーは不要になるのではないか」という議論が広がっています。

実際に、一部の開発業務は効率化が進んでおり、従来より少ない工数で開発できるケースは今後も増えていく可能性が高いです。

こうした変化から「AIがプログラマーの仕事を奪う」というイメージが生まれやすくなっています。

以下の記事では、AIが業務に与える影響について詳しく解説していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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AI時代に変化するプログラマーの役割

AIの進化によって開発業務の一部が効率化されているのは事実ですが「プログラマーの仕事がなくなる」という表現は正確ではありません。

実際には、AIが担えるのは定型的な作業が中心であり、状況を踏まえて判断したり、複数の選択肢から最適な方法を選んだりする場面では、人の理解や経験が必要です。

また、企業のDX化の一環としてクラウド移行や既存システムの改善などが行われていますが、これらは導入して終わりではありません。

運用しながら機能追加や見直しが必要になるため、継続的な開発が求められます。

さらに、新しい技術やサービスが次々と登場する中で、それらを業務に合わせて適切に活用していく判断も重要です。

こうした工程は、企業の背景や業務の流れを理解したうえで選択する力が必要であり、AIだけで完結するものではありません。

このように、プログラマーの仕事はなくなるのではなく、技術の進化に合わせて役割が変化していくと捉える方が現実に近いでしょう。

海外でのオフショア開発が普及している

オフショア開発とは、システム開発業務の一部を海外企業や海外拠点へ委託する開発体制のことです。

人件費を抑えながら開発を進められるため、多くの企業が取り入れています。

特に、実装やテストといった標準化しやすい工程は海外へ移管されやすく「国内のプログラマーの仕事が減るのではないか」という見方につながっています。

システムの自動化が進んでいる

ローコード・ノーコード開発ツールが普及し、以前よりも少ない工数でシステムを構築できるようになりました。

これまで専門的なプログラミング知識が必要だった業務でも、ツールを活用することで比較的短期間でシステム化できるケースが増えています。

こうした変化から「プログラマーは不要になるのではないか」という声が生まれやすくなっています。

プログラマーの将来性があるといえる理由

AIや自動化の進展によって開発現場は確かに変化していますが、それがそのまま「プログラマーの需要がなくなること」を意味するわけではありません。

技術の進化に伴って求められる役割が変化しているだけであり、プログラマーの需要は今後も続く見通しです。

ここでは、プログラマーに将来性があるといえる主な理由を4つ紹介します。

IT人材不足が続いている

プログラマーの将来性を語るうえで欠かせないのが、IT人材不足が長期的に続いているという点です。

多くの業界でデジタル活用が進み、システム開発や運用、データ活用の需要は年々高まっている一方で、それらを担う人材の供給は追いついていません。

特に企業では、単に開発ができる人材だけではなく、業務課題を理解しながらシステムへ落とし込める人材のニーズが高まっています。

技術力とビジネス理解をあわせ持つプログラマーは、今後さらに価値が高まる存在といえるでしょう。

DXを進める企業が増えている

業務効率化や新規事業の創出を目的にシステム投資を進める企業が、業種を問わず増加しています。

こうした取り組みでは、単にシステムを開発するだけでなく、既存環境との連携や継続的な改善が欠かせません。

そのため、DXの推進が続く限り、開発や運用を担うプログラマーの役割も継続すると考えられます。

既存システムの運用・改善需要がなくならない

プログラマーの仕事は、新しいシステムを作ることだけではありません。

実際の現場では、既存システムの保守・運用・機能追加・改修といった業務が大きな割合を占めています。

企業活動を支える基幹システムや業務システムは、一度導入すると長期間利用されることが一般的で、継続的な改善やアップデートが欠かせません。

加えて、クラウド移行や老朽化したシステムの刷新など、既存資産を活かしながら変革を進める取り組みも増えています。

こうしたプロジェクトでは、既存環境の理解や段階的な移行計画が求められるため、プログラマーの役割はむしろ重要性を増しています。

より高度なスキルが求められるようになる

AIや自動化が普及することで、単純な実装作業だけを行う働き方は今後変化していく可能性があります。

一方で、要件定義や設計、技術選定、プロジェクト推進、顧客との調整といった判断やコミュニケーションを伴う業務は依然としてエンジニアの役割とされています。

そのため、この領域を任せられる人材の重要性はむしろ高まっているのです。

つまり、単にコードを書く人ではなく、技術を活用して課題を解決できる人材が評価される時代へと移りつつあるといえるでしょう。

こうした変化は、プログラマーの役割が縮小するというより、より高度で専門性の高い領域へシフトしていくことを意味しています。

需要の高いプログラマーであるためにできること

需要の高いプログラマーであるためにできること

プログラマーの需要は今後も続くと考えられますが、全てのスキルや働き方が同じように求められるわけではありません。

技術の進化や開発体制の変化に伴い、評価されるスキルや役割は確実に変わりつつあります。

ここでは、特に意識しておきたいポイントを紹介します。

需要の高い知識・技術を身に付ける

現在需要が高く、今後も活用が広がる領域の知識や技術を継続して学ぶことは、プログラマーとしての市場価値を高めるうえで欠かせません。

特に以下の領域は、今後も長期的に需要が続くと考えられています。

AI・データ活用領域の知識

生成AIや機械学習の普及により、AIを活用したシステム開発やデータ分析の需要は確実に高まっています。

それに伴い、AIモデルを開発する専門的なスキルだけでなく、既存のAIサービスを使って業務改善を行う力や、データを扱うための基礎知識も求められるようになりました。

AIを適切に活用できるプログラマーは、今後さらに市場価値が高まると考えられます。

IoT開発スキル

IoTは製造業、物流、医療、インフラなど、様々な分野で導入が進んでおり、並行してシステム開発の需要も着実に拡大しています。

IoTの領域では、アプリケーション開発だけでなく、クラウドや通信、データ処理といった複数の技術が連携するため、幅広い知識が求められる場面が多くあります。

こうした横断的な領域を理解しながら開発を進められる人材は、プロジェクト全体を見渡しやすく、企業にとって価値の高い存在です。

IoTは今後も成長が見込まれる分野であり、複数領域をまたいで対応できるプログラマーは、長期的に見ても需要が高いといえるでしょう。

セキュリティに関するスキル

デジタル活用が進む一方で、サイバー攻撃や情報漏えいといったリスクへの対策はますます重要になっています。

認証・認可、脆弱性対策、セキュアコーディングなどの知識を身に付けることで、より安全性の高いシステムを構築できるだけでなく、他のプログラマーとの差別化にもつながります。

安全性を確保しながら開発を進められる人材は、幅広い領域で活躍できるでしょう。

ポータブルスキルを磨く

ポータブルスキルとは、特定の技術に依存せず、どんな環境でも役立つ汎用的なスキルのことです。

職種や業界が変わっても活かせることから、ポータブルスキルの重要性が高まっています。

  • 課題を整理する力
  • 論理的に説明する力
  • チームで連携する力
  • 相手の要望を言語化する力

これらのスキルを磨くことで、開発プロジェクトを円滑に進められるだけでなく、顧客や他部署とのコミュニケーションも取りやすくなります。

結果として、市場価値の向上にもつながるでしょう。

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白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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AIでは代替しづらい、人が持つスキル

AIや開発支援ツールの進化によってコーディング業務は効率化されていますが、その一方で、人が持つスキルの重要性はこれまで以上に高まっています。

例えば、エラーの原因を論理的に整理して解決する力や、顧客の要望を正確に理解してシステムへ落とし込む力は、現時点ではAIだけで代替することが難しい領域です。

また、開発現場では新しい技術やサービスが次々と登場するため、必要な情報を適切に集め、判断に活かす力も欠かせません。

実際に現場で活躍しているプログラマーの多くは、こうした情報収集や学習を自然と行動に移しています。

技術力だけでなく、こうしたスキルも意識して磨くことで、環境の変化にも柔軟に対応できる市場価値の高い人材を目指せるでしょう。

上流工程の経験を積む

今後の需要を考えるうえでは、実装だけでなく上流工程へ関わる経験を積むことが重要です。

AIや自動化によって実装効率が高まったとしても「何を作るか」「どう設計するか」を決める工程はエンジニアの判断力が求められる領域だからです。

上流工程を経験することで、技術選定やプロジェクト推進の視点が身に付き、開発全体を俯瞰できるようになります。

長期的に市場価値を高めたい場合は、実装スキルだけに留まらず、要件定義や設計といった上流工程へ少しずつ関わる機会を増やしていくことが大切です。

プログラマーの需要に関するよくある質問

プログラマーの需要については、年齢や年収、転職事情についてなど、様々な疑問が寄せられます。

ここでは、特に相談の多い3つの質問を取り上げ、現在の状況を踏まえて回答します。

Q1.「35歳定年説」って本当?

結論としては「プログラマー35歳定年説」に明確な根拠はありません。

そもそも「35歳定年説」は、ITエンジニアのキャリアは35歳前後で限界を迎えるという俗説で、技術変化の速さや長時間労働のイメージから広まったものです。

若い人材の方が新しい技術に適応しやすいという印象や、実装中心の働き方だけではキャリア形成が難しいケースもあったことが背景にあります。

しかし実際には、要件定義や設計、マネジメント、業務知識、顧客対応など、経験を活かせる領域は多く存在するため、年齢だけで将来性が決まるわけではありません。

継続的にスキルを更新しながら役割を広げていくことで、35歳以上でも現場で活躍できます。

Q2.今から未経験でプログラマーになるのは厳しい?

未経験からプログラマーを目指すこと自体は、現在でも十分可能です。

ただし、IT技術の発展が著しいことから、以前よりも「学習意欲があること」「基礎スキルが身に付いていること」を前提に採用する企業が増えているのも事実です。

そのため、完全未経験の状態で応募するよりも、プログラミング学習やポートフォリオ作成、資格取得などを通じて、基礎力を示せる状態を整えておくことが重要になります。

未経験だから難しいのではなく、市場ニーズに合わせた準備が求められています。

以下の記事では、プログラマーへの転職方法について詳しく解説しています。

プログラマーの種類やキャリアパス、必要なスキルなど、転職時に気になる情報をまとめていますので、合わせて参考にしてください。

Q3.プログラマーの年収はどれくらい?

プログラマーの平均年収は435万円とされています。

一般的には、経験を重ねて専門性が高まるほど年収も上がる傾向にありますが、経験年数や担当領域、企業規模、地域によって大きく異なる点に注意しましょう。

また、実装だけでなく、設計やプロジェクト推進、マネジメントなど、対応できる範囲が広がることで市場価値が高まりやすくなります。

単純に年数を重ねるだけではなく、どの分野で価値を高めるかを意識しながらキャリアを形成していくことが重要です。

以下の記事では、プログラマーの年収の上げ方やおすすめの言語について紹介しています。

年収についてより詳しく知りたい方は、こちらの記事もおすすめです。

参考:doda「【職種分類別】技術系(IT/通信)の平均年収

まとめ

プログラマーはAIや自動化の影響によって働き方が変化しているものの、需要そのものが急激になくなるわけではありません。

実際には、DX推進やIT人材不足、既存システムの運用・改善需要などを背景に、今後もプログラマーが活躍する場面は広く残ると考えられます。

一方で、従来と同じスキルだけで市場価値を維持し続けることは難しい可能性が高く、付加価値の高い領域に対応できる人材が求められる傾向にあります。

こうした変化の中で、どの分野で価値を高めていくかを意識しながらキャリアを形成していくことが重要です。

弊社ESESは、SES(システムエンジニアリングサービス)企業の1つです。

SESとは、クライアント企業にエンジニアが常駐し、技術支援を行う働き方のこと。

様々な企業の案件に携わることで、幅広い技術や工程を経験できる点が特徴です。

ESESでは、多様な領域・工程の案件を扱っており、エンジニアの得意分野やキャリアプランに合わせて参画するプロジェクトを選べる体制を整えています。

また、スキルアップ・キャリアアップの支援も手厚く、新しい技術や言語への挑戦もしやすい環境を提供しています。

今後、需要の高いプログラマーとして成長したいと考えている方は、ぜひ弊社を転職先の1つとしてご検討いただければ幸いです。

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執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
「SES(客先常駐)」を「良いSES(“E”SES)」にしたいという願い。

2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

そして3つ目は、
社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

ESESでは「自らとエンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」
ミッションとし、常態化しているSESエンジニアの労働環境課題を解消していきます。