エンジニア、募集中。

エンジニアの市場価値とは?評価される人の特徴と市場価値の高め方を解説

エンジニアの市場価値はどう決まる?

「今の働き方を続けていて市場価値は上がるのだろうか」

「自分のスキルは市場で通用するのか」

こうした不安を抱えるエンジニアは決して少なくありません。

一方で「市場価値を高めたい」と考えていても、何を基準に判断し、どのような行動を取れば良いのか分からず、不安だけが積み重なってしまう人も多く見られます。

本記事では、エンジニアの市場価値の考え方から、自分の価値を確認する方法、そして高めるための具体的な行動までを詳しく解説します。

将来のキャリアに迷っている方や、年収アップ・キャリアアップにつながる行動を考えたい方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

エンジニアの市場価値とは?

エンジニアの市場価値とは、企業や市場から「この人に仕事を任せたい」「この人なら今後も成果を出してくれる」と評価される価値のことです。

ここでは市場価値と年収との関係や、注目される背景などについて解説します。

市場価値は「企業や市場から評価される希少性・再現性」

エンジニアの市場価値は「希少性」と「再現性」という2つの観点から捉えられます。

希少性とは「保有するスキルや経験が市場でどれほど需要が高く、代替が難しいか」を示すものです。

特定領域の専門性や複数分野にまたがる知識・スキルなどは、希少性を高めます。

一方で再現性とは「過去に出した成果を別の環境でも継続して発揮できる力」を指します。

どのような環境でも成果を出せるか、そしてその成果を他者が評価可能な形で提示できるかが重要です。

希少性と再現性の両面を持つ人材は、企業からの評価が安定しやすく、市場価値が高まる傾向にあります。

市場価値と年収は一致しないこともある

ただし、市場価値が高い人材であっても、必ずしも年収が比例するわけではありません。

年収は個人の能力だけでなく、企業の給与制度や業界構造、景気や採用のタイミングなど、様々な要因が複雑に影響します。

そのため、年収は市場価値を判断する材料の1つではありますが、それだけで自分の価値を評価してしまうと、本来の実力を見誤ってしまうことがあるのです。

「年収=自分の価値」と捉えるのではなく、あくまで複数ある指標の1つとして考えましょう。

エンジニアの市場価値が注目される背景

「エンジニアの市場価値」という考え方が広く浸透した背景には、IT業界を取り巻く環境の変化が関係しています。

特に次の3つの要因が、市場価値を意識する流れを強めています。

  • 企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進
  • 技術領域の急速な変化
  • 転職や副業の一般化

こうした環境変化の中では「どの領域で需要があるか」「将来的にどのスキルが価値を持つか」といった視点が欠かせません。 

このような背景から、自分の立ち位置を定期的に確認し、必要に応じて経験やスキルの方向性を見直すことが、長期的なキャリア形成に必要です。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

プロフィールを見る

市場価値を考える必要性が高まった理由

市場価値が注目される3つの要因について、もう少し詳しく見ていきましょう。

まず1つ目は、企業のDX推進です。

DXによって業務のデジタル化や効率化が急速に進み、エンジニアの需要は大きく増加しました。

それに伴い、求められる役割やスキルの幅も広がり、自分の能力がどの領域で価値を発揮できるのかを把握する重要性が高まっています。

次に、技術領域の急激な変化です。

新しい技術が次々に登場し、既存の技術が短期間で陳腐化することも珍しくありません。

このような状況では、現在のスキルが市場でどれほど求められているのか、そして今後も価値を持ち続けるのかを定期的に確認する必要があります。

さらに、転職や副業が一般化したことで、働き方の選択肢が広がったことも要因の1つです。

選べるキャリアが増えた一方で、自分がどの環境で活躍できるのか、どのスキルを伸ばすべきかを意識する場面が増えています。

これら3つの要因が重なったことで、エンジニアはこれまで以上に市場価値を意識することが求められています。

エンジニアの市場価値を決める要素

エンジニアの市場価値は、単にどのようなスキルを持っているかだけで決まるものではありません。

そのスキルを使ってどのような成果を生み出してきたか、そして別の環境でも同じように価値を発揮できるかといった再現性まで含めて評価されます。

ここでは、市場価値を構成する主な要素を整理しながら、どのように評価されるのかを具体的に見ていきます。

技術力

エンジニアの市場価値を考えるうえで、まず土台となるのが技術力です。

具体的には以下のようなスキルを指します。

  • 開発言語やフレームワークの理解
  • システム設計・アーキテクチャ設計能力
  • クラウドやインフラの知識
  • テスト・運用・保守まで含めた開発経験
  • セキュリティや品質への理解

技術力は「広さ」と「深さ」のバランスが重要です。

特定領域で高い専門性を持ちつつ、周辺技術にも一定の理解があるエンジニアは、対応できる領域が広がります。

その結果、組織やプロジェクトへの貢献度も高まりやすく、市場価値が上昇しやすい傾向があります。

経験と成果

市場価値を大きく左右するのが、これまでの経験と成果です。

つまり、経験年数そのものではなく「その期間で何を実現したか」が重要になります。

例えば、以下のような成果は市場で評価されやすいです。

  • 業務効率化
  • コスト削減
  • 品質改善
  • 売上向上への貢献
  • プロジェクト推進
  • チーム生産性向上

このような実績を、具体的な数値や行動で説明できると、第三者に伝わりやすくなり、結果として市場での評価も高まります。

専門性

専門性とは、特定の領域で高いレベルの価値を提供できる状態を指します。

ある分野に深く精通していることは大きな強みであり、専門性が高いほど特定の課題に対して確かな成果を出しやすくなります。

ただし、市場価値を高めたいならば、専門性だけを追求すれば良いわけではありません。

どれほど専門領域に詳しくても、周辺の技術や関連知識が不足している場合、活躍できる範囲が限定されてしまう可能性があります。

そのため、専門性と汎用性の両方を備えていることが重要です。

特定領域で強みを発揮しつつ、周辺技術も理解しているエンジニアは、変化の激しい市場でも評価されやすくなります。

コミュニケーション力

エンジニアの仕事は1人で完結する場面が少なく、様々な職種と連携しながら進めることがほとんどです。

そのため、技術職であってもコミュニケーション力は市場価値を左右する重要な要素になります。

特に評価されやすいのは「分かりやすく伝える力」と「相手の意図を整理する力」です。

難しい技術内容を噛み砕いて説明できる人や、認識のズレを防ぎながらプロジェクトを進められる人は、成果につながりやすく、市場から高く評価されます。

マネジメント力

経験を重ねるほど重要性が増していくのが、マネジメント力です。

特に中堅〜上級エンジニアになると「自分で開発できる」だけでは不十分で、チームとして成果を生み出せるかどうかが問われるようになります。

そのため、後輩育成やプロジェクト推進の経験があるエンジニアは、技術力に加えて組織への貢献度が高く、評価される傾向があります。

メンバーの成長を支援したり、チーム全体の生産性を高めたりできる人材は、企業にとって価値が高く、結果として市場でも求められやすいです。

エンジニアが自分の市場価値を把握すべき理由

「市場価値を高めたい」と考えるエンジニアは多い一方で、そもそも現在の市場価値を把握できていない人は少なくありません。

ここでは、エンジニアが市場価値を把握するべき3つの理由について解説します。

自分の現在位置を把握できる

市場価値を把握する最大のメリットは、自分の現在位置を客観的に理解できることです。

普段の業務では、社内評価や目の前の成果を基準に自分の立ち位置を判断しがちですが、その評価が市場全体と一致しているとは限りません。

そこで重要になるのが、次のような視点です。

  • 自分のスキルは市場で需要があるか
  • 同年代・同職種のエンジニアと比較してどの位置にいるか
  • 今後も価値を維持できそうか

こうした観点から自分を見直すことで、現在の立ち位置をより正確に把握でき、根拠をもってキャリアを考えられるようになります。

目標とのギャップが分かる

市場価値を把握すると、理想のキャリアとのギャップが見えるようになります。

どんな目標であっても、現状との距離を整理しない限り、何を優先して伸ばすべきか判断することはできません。

よって目標達成のためには、まず現状との差を認識することが欠かせません。

ギャップが明確になれば、強化すべきスキルや積むべき経験が具体的に見えてきます。

次にやるべきことを判断できる

自分の市場価値を理解しておくと、より的確にキャリアに関する判断ができるようになります。

自分の立ち位置が曖昧なままだと、次に何をすべきかの判断がどうしても感覚に左右されがちです。

結果として、必要な行動を後回しにしたり、優先度の低いことに時間を使ったりすることもあります。

特に、次のような判断は現状の把握ができているかどうかで大きく変わります。

  • 新しい技術を学ぶべきか
  • 現職に残るべきか
  • 案件を変えるべきか
  • 転職した方が良いか
  • マネジメントに進むべきか

成長を続けるためには、自分の価値を定期的に見直し、状況に合わせてキャリアの方向性を調整していくことが欠かせません。

市場価値を把握していれば、自分の強みや不足している点が明確になり、どの選択が最も合理的かを冷静に見極められるようになります。

市場価値が高いエンジニアの特徴

企業が評価するのは、技術を使って成果を生み出し、その成果を継続的に再現できるかどうかです。

ここでは、市場価値が高いエンジニアに共通する特徴を整理しながら、どのような点が評価につながるのかを具体的に見ていきます。

ビジネス成果まで説明できる

市場価値が高いエンジニアは、単に「何を作ったか」を語るだけでは終わりません。

自分の技術的な成果が、事業や業務にどのような価値をもたらしたのかまで説明できます。

  • システム処理速度を改善した→ 業務時間を削減した
  • 新機能を開発した→ 売上や利用率向上につながった
  • 運用改善を実施した→ 障害対応コストを削減した

このように、技術的なアウトプットをビジネスの成果へと結び付けて説明できる人は、市場でも高く評価されます。

普段から「何をしたか」だけでなく「その結果、どのような変化を生んだのか」を意識して整理・言語化しておくことが大切です。

技術変化への適応力が高い

IT業界では、新しい技術や開発手法が次々に登場するため、一度身につけた知識だけで長く活躍し続けることは簡単ではありません。

市場価値が高いエンジニアは、技術の変化を前提にしながら、以下のような行動を通じて自分のスキルを継続的にアップデートしています。

  • 新しい技術を継続的に学習している
  • 業界動向を定期的に確認している
  • 必要に応じて役割や担当領域を広げている
  • 過去の成功体験に依存しない

ただし、これらは単に流行を追い続けることとは異なります。

重要なのは、市場や事業環境の変化に合わせて、自分の強みを適切にアップデートできるかどうかです。

変化の激しい業界だからこそ、自分のスキルセットを時代に合わせて調整できるエンジニアは、市場価値を高められるでしょう。

専門性と汎用性を両立している

市場価値が高いエンジニアは、専門性だけでなく汎用性も備えています。

専門性とは、特定領域で高い成果を出せる強みのことであり、汎用性とは、周辺知識や異なる領域にも柔軟に対応できる力のことです。

ここで重要なのは、専門性と汎用性のどちらか一方に偏るのではなく、両方をバランスよく育てていくことです。

どれほど特定領域に強みがあっても、それだけでは活躍できる範囲が限定されてしまうケースがあります。

一方で、汎用性だけを広げても、他のエンジニアとの差別化が難しくなる場合があります。

専門領域を軸にしながら、関連する周辺知識を広げていくことで、プロジェクトの変化や新しい技術にも対応しやすくなります。

結果として活躍できる場面が増え、市場の評価も高くなるでしょう。

上流工程にも関われる

市場価値が高いエンジニアは、開発だけでなく上流工程にも関わることで、活躍の幅を広げています。

上流工程では技術力に加えて、課題を整理したり、関係者の意思決定を支援したりする力が必要です。

こうした領域に踏み込めるほど、経験できる範囲が広がり、市場からの評価も高まりやすくなります。

もちろん、全ての人がマネジメントに携わることを目指す必要はありません。

しかし、開発経験を積んだ後に担当範囲を少しずつ広げていくことで、より多くの工程に関われるようになり、市場価値を高めやすくなるでしょう。

学習習慣が身についている

技術は時間とともに変化していくため、過去の知識だけで市場価値を保ち続けることはできません。

だからこそ、市場価値の高いエンジニアは、学習を習慣として取り入れています。

とはいえ、学習量が多ければ良いわけではなく、目的を持って学ぶことが重要です。

  • 次の案件で必要になる技術を学ぶ
  • 強化したい領域を深掘る
  • 設計やアーキテクチャ理解を広げる

このように、学びの方向性を常にキャリアと結びつけることが大切です。

目的を持って学ぶことで、知識が点ではなく線としてつながり、実務で活かせる形に育っていきます。

こうした小さな積み重ねは、短期的には成果が見えにくいかもしれませんが、数年後には確かな差となって現れるでしょう。

キャリアを主体的に選択している

配属や案件に流されるだけでは、経験が偏ったり、必要なスキルが身につかないまま時間が過ぎてしまう可能性があります。

だからこそ、主体的にキャリアを考える姿勢が重要です。

主体的にキャリアを考えている人は、次のような行動を通じて、自分の成長を意図的にコントロールしています。

  • 将来必要になる経験を選ぶ
  • 身につけたいスキルを逆算する
  • 案件選択の基準を持つ
  • 定期的に市場とのズレを確認する

キャリア形成は短期間で結果が出るものではありません。

そのため、目先の条件だけで判断するのではなく「この経験は将来の市場価値につながるか」という視点を持つことが大切です。

自分の市場価値を確認する方法

市場価値は明確な点数で測れるものではありません。

だからこそ、1つの指標だけに頼るのではなく、複数の視点から多角的に確認することが大切です。

ここでは、市場価値を確認する具体的な方法について紹介します。

現在の年収・単価を市場平均と比較する

自分の市場価値を把握するうえで、年収や案件単価を市場平均と比較する方法は取り組みやすい方法の1つです。

年収や単価は、企業や市場がその人材にどれほどの価値を感じているかをある程度反映しているため、はじめに確認しやすい情報といえます。

比較する際は、次のような観点を組み合わせるのがおすすめです。

  • 同年代エンジニアの年収帯
  • 同職種・同経験年数の相場
  • 担当工程ごとの単価感
  • 保有スキルに対する市場評価

ただし、年収は地域、会社規模、働き方などにも影響されるため、これだけで判断しないことが重要です。

現時点の収入が低くても、市場で評価される経験を積んでいる場合は、将来的に伸びる可能性も十分あります。

年収や単価は、あくまで市場価値を測るための1つの指標として活用しましょう。

以下の記事ではITエンジニアの職種ごとの年収を紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてください。

求人票やスカウト内容を見る

求人票やスカウトの内容は、市場が求めるスキルや経験が具体的に示されているため、企業が「どのような人材に価値を感じているか」を知る手掛かりになります。

チェックする際は、次のようなポイントが参考になるでしょう。

  • 求められている技術や経験
  • どの工程が重視されているか
  • 必須条件と歓迎条件
  • 想定される役割

もちろん、転職を前提にする必要はありません。

あくまで求人票やスカウトは、現在の市場がどんな能力を評価しているのかを知るための材料です。

自分の経験やスキルがどこにフィットしそうかを確認することで、今後のキャリアの方向性を考えるヒントにもなるでしょう。

スキルシートを更新して棚卸する

スキルシートを定期的に更新して棚卸しすることも、自分の経験を客観的に把握するうえで役立ちます。

普段の業務では、どんな案件に携わり、どんな成果を出してきたのかを整理する機会が少ないため、価値のある経験をしていても気づけていないことがあります。

棚卸しする際は、次のような観点を整理すると、自分の強みが見えやすくなるでしょう。

  • どの案件に携わったか
  • どの役割を担ったか
  • どの技術を使ったか
  • どのような成果を出したか
  • 何を改善したか

成果まで丁寧に言語化することで、自分がどの領域で強みを発揮できるのかが明確になります。

転職エージェントや診断サービスを活用する

自分だけで市場価値を判断するのが難しいと感じる場合は、転職エージェントや診断サービスといった第三者の視点を取り入れる方法もあります。

外部から評価を受けることで、自分では気づきにくいポイントを整理しやすくなるでしょう。

第三者のフィードバックからは、次のような内容を客観的に把握できます。

  • 市場で評価される経験
  • 足りないスキル
  • 将来伸びやすい方向性

ただし、提示された年収や求人内容を、そのまま正解と受け取る必要はありません。

市場価値はあくまで一時点での評価であり、経験や実績によって変化していくものです。

診断や相談は答えをもらう場ではなく、自分のキャリアを考えるための材料を集める場として活用するのが適しています。

エンジニアが市場価値を高める方法

エンジニアが市場価値を高める方法

市場価値は、日々の経験や意思決定の積み重ねによって高められます。

特別な環境や劇的な転職をしなくても、方向性を定め、必要な経験を選び取ることで、着実に市場価値を伸ばしていくことが可能です。

キャリアの方向性を明確にする

市場価値を高めたいと考えるなら、まず取り組むべきなのは「どの方向に価値を伸ばすのか」をはっきりさせることです。

目指す方向によって必要な経験は大きく変わるため、方向性が曖昧なまま学習や転職を繰り返してしまうと、経験が分散し、強みが育ちにくくなってしまいます。

だからこそ、最初のステップとして「自分はどのようなエンジニアになりたいのか」を言語化することが重要です。

目指す姿が明確になるほど、選ぶべき経験や積むべきスキルが自然と定まり、市場価値を高めるための行動が一貫したものになります。

以下の記事では、SESエンジニアのキャリアパスについて解説しています。

他にも、働きながらキャリアアップをする方法や、キャリアアップしやすいSES企業についても紹介していますので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

スキルの幅を広げる

市場価値を高めるうえで、専門領域だけに集中するのではなく、その周辺にあるスキルにも目を向けることが重要です。

スキルの幅が広がるほど、参画できる案件が増えたり、課題解決の視点が増えたりと、キャリアの可能性が一気に広がります。

その結果、自分が理想とするキャリアにも近づきやすくなるでしょう。

まずは、現在の専門領域に近いスキルから広げていくことで、無理なく成長につなげられます。

特定のスキルに特化する

スキルの領域を広げることが大切な一方で、差別化できる専門性を持つことも市場価値を高めるうえで欠かせません。

市場では「何でも少しできる人」よりも「強みが明確な人」が評価される場面もあります。

ただし、特化する際に意識したいのは、需要だけで判断しないことです。

自分の経験や興味、そして市場ニーズが重なる領域を見つけることで、無理なく深められる専門性が育ちます。

自分らしい強みが、長期的な市場価値につながるでしょう。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

プロフィールを見る

企業が見ているのは単なる知識量ではなく問題解決力

エンジニアが市場価値を高めていくうえで重要なのは、中長期的なキャリア戦略を描くことです。

まず、自分がどの方向に価値を伸ばしたいのかを明確にし、その方向に必要なスキルを選び取ることが欠かせません。

ただし、技術力は市場価値の中心的な要素ですが、評価されるのは知識量ではなく「問題解決力」です。

どれだけ多くの技術を知っていても、それを使って課題を解決できなければ市場価値にはつながりません。

企業が求めているのは、技術を使ってビジネス課題を解決できる人材であり、技術そのものよりも使いこなす力が重視されます。

ポータブルスキルを身につける

市場価値を長期的に維持していくためには、技術力だけでなく、どんな環境でも活かせる汎用的なスキルを身につけることが欠かせません。

こうしたスキルは「ポータブルスキル」と呼ばれ、業界や職種が変わっても応用しやすいのが特徴です。

代表的なポータブルスキルには次のようなものがあります。

  • 課題発見力
  • 論理的思考力
  • 提案力
  • 調整力
  • ファシリテーション力
  • ドキュメント作成力

技術は時代とともに変化しますが、これらの能力はキャリア全体を通して活用できます。

経験を重ねるほど、技術力とポータブルスキルの組み合わせが市場価値に大きく影響するようになり、より広い場面で評価される人材へと成長できるでしょう。

より上流の工程に挑戦する

市場価値を高めるうえでは、担当できる範囲を広げていくことも有効です。

上流行程では、ビジネスの背景を理解したうえで意思決定を支援する力が求められるため、開発経験だけでは得られないスキルが磨かれます。

そのため、上流工程の経験は市場評価につながりやすい傾向にあるのです。

とはいえ、いきなり大きな役割を狙う必要はありません。

まずは設計レビューに参加してみる、顧客との打ち合わせに同席してみるなど、小さなステップから挑戦することで、無理なく経験を積み重ねていきましょう。

成果を定量化して発信する

同じ経験をしていても、どのように伝えるかによって市場価値の見え方は大きく変わります。

市場価値が高い人ほど、自分の成果を整理し、数字や具体的な事例を使って説明できる状態にしています。

また、成果はその場で思い出そうとしても抜け落ちやすいため、日頃から記録しておくことが欠かせません。

定期的な振り返りやスキルシートの更新、ポートフォリオの整理などを習慣化しておくと、経験が蓄積され、評価やキャリア選択の場面で強力な材料になります。

市場価値の高い職種にキャリアアップする

市場価値を高める方法の1つとして、需要が伸びている領域へ経験を広げるという選択肢もあります。

特に、以下のような職種は評価が高まっており、キャリアアップの候補として挙げられることが多いです。

  • クラウドエンジニア
  • AIエンジニア
  • セキュリティエンジニア
  • SRE
  • テックリード

ただし、需要が高いからという理由だけで職種変更を決めるのはおすすめできません。

市場価値は、流行の技術を追いかけることで高まるのではなく、自分の強みを市場ニーズに合わせて育てていくことで長期的に伸びていきます。

「自分がどの領域で価値を発揮できるか」を軸にしながら、需要のある職種を選択肢として取り入れることが大切です。

まとめ

エンジニアの市場価値は、企業や市場から見てどれだけ希少性があり、環境が変わっても成果を再現できるかによって評価されます。

技術や働き方が絶えず変化する中では、定期的に自分の現在地を確認し、必要な経験やスキルを積み重ねていくことが重要です。

また、将来の選択肢を広げるためには、市場との接点を持ちながらキャリアを設計していくことが欠かせません。

その際は、今の職場環境だけで判断するのではなく、求人票や転職エージェントなど、第三者の意見なども参考にしましょう。

弊社ESESはSES企業として、クライアント企業にエンジニアを常駐させ、技術支援を行うサービスを提供しています。

SESは、エンジニアが様々な現場で経験を積める働き方であり、スキルの幅を広げたり、キャリアの方向性を探ったりするうえでも有効な選択肢です。

ESESでは、エンジニアが自身の理想のキャリアを築けるよう、次のような取り組みを行っています。

  • エンジニア自身で参画する案件を選べる「案件選択制度」の導入
  • 外部研修・書籍購入補助・面談の練習・スキルシートの添削などの手厚いスキルアップ支援
  • 転職や独立を希望している人へのキャリアサポート

「市場価値を高めながら、望むキャリアを実現したい」と考えている方は、ぜひESESを就職先の選択肢の1つとして検討していただければ幸いです。

「エンジニアファースト」な会社で一緒に働きませんか?

Engineering my career.

報酬も、キャリアも、選択権も、すべて手に入れよう。

執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
「SES(客先常駐)」を「良いSES(“E”SES)」にしたいという願い。

2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

そして3つ目は、
社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

ESESでは「自らとエンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」
ミッションとし、常態化しているSESエンジニアの労働環境課題を解消していきます。