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AIエンジニアは本当に「やめとけ」なの?「やめとけ」と言われる人の特徴も解説

AIエンジニアは「やめとけ」って本当?

AIの発展に伴い、AIエンジニアの需要は高まっています。

しかし、ネットやITエンジニアの中では「やめとけ」と言われることも……。

AIエンジニアが「やめとけ」と言われることがあるのにはいくつかの理由があります。

しかし、エンジニアの持っている能力や適性によっては魅力的な職種ともいえるため、「やめとけ」という言葉を鵜呑みにしてしまうのも危険です。

そこで、ぜひ本記事を読み、自身が「AIエンジニアはやめとけ」と言われてしまうかどうかを考えてみてください。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

そもそもAIエンジニアとは?

AIエンジニアは、AI(人工知能)の開発や活用に携わるエンジニアを指します。

様々な業界・企業でDX化の推進やAIの活用が進む中、それらのサポートに貢献しているITエンジニアのひとりです。

IT化は仕事のみならず、私たちの生活面でも着実に進んでおり、現在AIエンジニアの需要は高まり続ける一方です。

そんなAIエンジニアには、幅広く知識や技術を身に付けていることが求められています。

詳しい内容については以下の記事を参考にしてみてください。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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AIエンジニアの具体的な業務内容

AIエンジニアがAIに関する業務を行うことは理解できますが、具体的にはどのような業務を行っているのでしょうか。

まず最初に挙げられるのは、企画です。

クライアントからの要望などを把握した上で、AIシステムのコンセプトの考案や問題解決までの計画を立てます。

次は、実際にプログラミング言語を使用してAIシステムの構築を行います。

AI開発において最も汎用性の高いプログラミング言語はPythonです。

AIエンジニアには、データの準備も求められます。

AIが学習するためのデータを集め、前処理をし、機械学習やディープラーニングを使用しながらAIモデルの構築をするのです。

そして、この段階までくると、開発したAIのテストや評価を行います。

さらに、AIエンジニアには最新技術の調査も欠かすことができません。

最新技術の進化に合わせて、研究を行うことも重要です。

このように、AIエンジニアには様々な業務がありますが、続々とIT化が進む現代においては、もはや欠かすことのできない重要な仕事なのです。

AIエンジニアが「やめとけ」と言われる理由

需要が高く、活躍の場が広がっている一方で「AIエンジニアはやめとけ」といわれることがあります。

将来性も高く、他のエンジニアよりも特に需要が高いエンジニアともいえるAIエンジニアですが、なぜ「やめとけ」と言われてしまうのでしょうか。

以下では様々な理由のうち、特に代表的な理由について解説します。

幅広く高度なスキルの習得が求められる

AIエンジニアはクライアントごとに求められる業務が異なります。

そのため、AIに関する知識はもちろん、数学的知識、データベースに関する知識、データ分析力など、幅広く知識や技術を身に付けていなければいけません。

また、クライアントがどんな業務展開をしているかといったことも頭に入れておく必要があります。

クライアントの要望に応えるために高いスキルを身に付けておかなければならず、それが苦痛に感じる人もいるのです。

最新技術のキャッチアップが大変

IT業界は進化が非常に早く、中でもAIは近年、急速な発展を遂げています。

新しい技術が生まれるのはもちろんのこと、一度開発されたシステムでも改良が重ねられて仕様が変わるようなことも珍しくありません。

クライアントの要望に応え続けるためには、常に最先端の情報にアンテナを張り、自分のスキルとして活用できるように備えておく必要があるのです。

学習に終わりがないことから、新しいことが好きな人や、好奇心の強い人でない場合は、つらいと感じてしまうことがあります。

激務になる可能性がある

IT業界全体で人手不足が続いており、特にAIエンジニアは高度なスキルが求められるため、人材が育ちにくい傾向があります。

そのため、多くの企業においてAIエンジニアは不足している状況です。

一人当たりの業務負担が重くなり、長時間労働や休日出勤が発生することもあり、激務になる可能性を考慮して「やめとけ」と言われてしまうのです。

競争率が高い

プログラミング教育が普及したり、生活の中でもIT化が進んだことで、多くの人がAI技術を学ぶようになりました。

継続した学習を続けるなど大変なことはあるものの、今後の需要の高まりを考えると競争率は激化することが予想されます。

そのため、人によっては高い市場価値を維持して行くことが難しくなる可能性があります。

現在AIエンジニアをしている人でも「この流れについていけるだろうか……」

と不安を感じ、結果的に「やめとけ」という答えに達することもあるのです。

将来性に不安がある

AI技術の進化により、様々な場面で自動化が進められています。

意外かもしれませんが、AIエンジニアの業務も例外ではなく、AIエンジニアの業務の一部の業務がAIに置き換えられていることもあるのです。

将来的に、自身の仕事がAIにとって代わられるのではないかという懸念もあり、そのような理由から「やめとけ」と言われてしまうのです。

「AIエンジニアの仕事がなくなるのか?」という疑問については、こちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

「やめとけ」とは言い切れない!AIエンジニアの魅力

AIエンジニアは「やめとけ」と言われることがあるのも事実ですが、魅力も多い職種です。

ここからは「やめとけ」と言われているけどAIエンジニアの仕事が気になるという人に向けて、AIエンジニアの魅力をご紹介します。

専門性があり需要が高い

AI技術の進化に伴い、AIを扱う際には高度な専門技術が必要となります。

特にDX化が進む企業では、AIを活用したシステムが不可欠となり、それらを開発・運用するAIエンジニアの存在が重要視されています。

また、企業が競争力を維持するために新たにAI技術を導入していくことが考えられるため、AIエンジニアの需要は高いといえます。

AIエンジニアの需要は現在かなりの上昇傾向にあるため、その需要がストップしてしまうような事態に陥るのは当面先であると考えても問題ないでしょう。

長期的なキャリアの安定が期待できる

AIエンジニアの活躍の場はIT業界にとどまらず、医療、金融、製造業など様々な業界・企業に広がっています。

例えばデータサイエンティストやプロジェクトマネージャーなど、AIエンジニアとしての経験をもとにキャリアアップやキャリアチェンジも可能です。

もちろんAIエンジニアの道を究め、スペシャリストとして活躍することも可能です。

長期にわたって、様々な選択肢の中から自分に合ったキャリアを築いていくことができます。

高収入を目指せる

求人ボックスの給料ナビによると、AIエンジニアの平均年収は496万円です。

AIエンジニアは、幅広く高度な知識・技術が求められることや需要が高まっていることから、平均年収がITエンジニアの中でも比較的高めの水準となっているのです。

さらに、経験やスキルの高さ、担当する業務によって年収は変わります。

大企業にAIエンジニアとして就職した場合には年収1,000万円以上を目指すことも不可能ではないでしょう。

また、スペシャリストになるなど、キャリアアップをすればさらに高い年収を目指すことも可能です。

参考:求人ボックス求人ナビ「AIエンジニアの仕事の年収・時給・給料(求人統計データ)

自己成長できる

AI技術は急速に発展しており、エンジニアは常に学び続ける必要があります。

アルゴリズムやフレームワークなどの新しい技術が次々と登場する中で、自己研鑽は欠かせません。

業務のために技術の変化に対応しながら競争力を維持するために努力を重ねることが、やがて業務の域を超えた自己成長にもつながるのです。

社会に貢献できる

現在、AIエンジニアは、AI技術を活用して社会に貢献する役割を担っています。

従来は人の手でやっていた作業がAIを使うことによって効率化されたり、今までできなかったことができるようになるなど、AIは様々な場面で活用されています。

AIエンジニアはそのようなシステムの作り手として、やりがいを感じられる仕事です。

ITインフラにもAIが活用されるなど、自分が社会を支える一員であることに誇りを持つことができるでしょう。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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AIの需要が高まっている業界とは?

前述のとおりAIの需要は高まり続けていますが、現在を含め、近い将来特に高い需要が見込まれる業界は次のとおりです。

・医療、介護
・製造
・不動産
・金融

医療・介護分野は、慢性的な人手不足を解消するためにAIとロボットの活用が推進されています。

例えばAI搭載ロボットによって介護施設の利用者の動きを察知したり、利用者の体調などを管理することによる施設職員の業務軽減が期待されています。

また、製造業では、在庫を最適化するためにAIが活用されていることが多いです。

在庫管理に関する一連の業務をAIに任せることで、大幅にコストカットすることができるのです。

不動産業では、不動産や土地の価格判断にAIの活用が期待されています。

現在は、不動産業界で働く人の長年の知識や勘によって不動産や土地の売却価格などが決められていることが多いですが、人によって判断基準が異なっています。

そこでAIの導入によって、人による金額のバラつきが解消されるのです。

金融業では、詐欺行為の検出がAIに期待されています。

AIを詐欺検出に用いることで、膨大な被害額を抑え、安全なシステムの運営に役立てることができるのです。

「AIエンジニアはやめとけ」と言われる人の特徴

「AIエンジニアはやめとけ」と言われる人の特徴

AIエンジニアは「やめとけ」と言われる理由がある一方で、様々な魅力もある仕事のため、向いている人と向いていない人がいます。

ここからは「AIエンジニアはやめとけ」と言われてしまう、AIエンジニアに向いていない人の特徴をご紹介します。

論理的思考力がない

AIエンジニアは、クライアント企業の課題や要望を整理し、最適な解決策を見つける論理的思考力が求められます。

この力が不足していると、データの分析やアルゴリズムの構築で誤ったアプローチにつながってしまう可能性があります。

さらにはプロジェクトの進行の遅れや課題解決の妨げになる恐れがあることも。

そのため、論理的思考力に欠けている人や、論理的思考より感情的に動きやすい人は「やめとけ」と言われやすいでしょう。

問題解決が苦手

AIエンジニアは、複雑な課題に対して効率的かつ効果的に解決することが役割の1つです。

例えば、前例のない課題に対応する場面も多いため、その都度メンバーと協力したり、試行錯誤を重ねながら、柔軟かつ冷静に対応する力が必要です。

自ら問題解決をしようという気持ちが少ない人や、物事に対して消極的な人は、プロジェクトの成功に悪影響を及ぼす可能性があるため、向いていないといえます。

データ分析力をもっていない

AIエンジニアは、データ分析に弱い人も「やめとけ」と言われやすいでしょう。

AIの基盤となるのは膨大なデータであり、その中から有益な情報を抽出していくことが業務を行うための前提です。

そのため、データ分析力がないとデータの処理や傾向分析などでつまずいてしまいます。

また、間違ったデータ解釈はシステムの精度を大幅に低下させ、結果としてプロジェクト全体に悪影響を与えてしまうため、不向きであると考えられます。

新しい知識を学ぶのが好きではない

先述の通り、AIエンジニアには幅広く高度な知識・技術が求められます。

常に最先端の知識を身に付けておかなければならないため、常に学習を続けていくことが必要です。

そのため、継続した学習が苦手な人や新しいことを学ぶのが好きではない人は「やめとけ」と言われやすいでしょう。

協調性・コミュニケーション力が低い

AIエンジニアは1人でプロジェクトを遂行するわけではなく、チームメンバーやクライアントとの連携が求められます。

また、AIエンジニアは他分野の人との連携も必要になるため、専門知識を分かりやすく説明しつつ相手の意図を正確に理解する力が欠かせません。

協調性やコミュニケーション力が低いと、チーム内での意思疎通がスムーズに進まなくなり、プロジェクトの進捗にも悪影響を及ぼします。

人の話をしっかり聞けない人や、自分の考えを相手に伝えることが極端に苦手な人はAIエンジニアに向いていないといえるでしょう。

まとめ

AIエンジニアは「やめとけ」と言われることがあるのは事実です。

しかし、実際には数々の魅力もあり、全ての人に「やめとけ」と言えるわけではありません。

本記事で紹介したような特徴をもつ人は「やめとけ」と言われる可能性が高いです。

そのため、AIエンジニアに興味を持っていても、自身が努力してその弱点をカバーしたいと思うかを考えてみることをおすすめします。

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「スキルを磨いてキャリアアップを目指したい」という人はもちろん「AIエンジニアとして働きたいけど、スキルに不安がある……」という人でも安心して働けます。

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執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
「SES(客先常駐)」を「良いSES(“E”SES)」にしたいという願い。

2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

そして3つ目は、
社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

ESESでは「自らとエンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」
ミッションとし、常態化しているSESエンジニアの労働環境課題を解消していきます。