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AIエンジニアは仕事なくなるの?活躍し続けるためにできることをやろう

AIエンジニアは仕事がなくなる!?

ネットや世間の噂で「AIエンジニアは仕事がなくなる」といった話に不安を持っている人もいるのではないでしょうか。

実際に、AIの進化によって社会における一部の業務は置き換えられつつあります。

とはいえ、AIの進化によってAIエンジニアが全く必要なくなるかといえば、そうではなく「AIの専門家としての需要」はなくならないといえるでしょう。

そこで、本記事ではAIエンジニアとして活躍し続けたいと考えている人のために必要な情報を解説します。

AIエンジニアとして自分が何をしていくべきか考え、ぜひ行動に移してみてください。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

AIエンジニアが「仕事なくなる」と言われる3つの理由

AIが多くの場面で活用されるようになり、その需要は増加の一途をたどっています。

しかし、AIエンジニアは次のような理由から「仕事がなくなる」と言われることもあるのです。

1.業務の自動化が進む

AI技術の発展に伴って、これまでエンジニアが手作業で行っていたタスクが自動化されつつあります。

もちろん、引き続き人の手で行われる業務はあるものの、AIを使ったほうが効率化される業務は少なくありません。

そのため、今まで手作業で行われていたタスクを担当していたAIエンジニアの仕事がなくなると考えられているのです。

2.市場についていけなくなる

AIは技術の発展が速く、新しいアルゴリズムやツール、フレームワークなどが次々と生まれています。

それに伴って、開発されるサービスにもそれらが活用されることになり、利用者からのニーズやトレンドも変化しています。

そのため、AIエンジニアは、常に最新の知識を身に付けていないと、市場での競争力を維持するのが難しくなると考えられるのです。

3.AIエンジニアが各企業に必須なわけではない

多くの企業でAIを活用しているといっても、AIエンジニア自体がそれぞれの企業に所属していないといけないわけではありません。

特にIT業界に精通していない企業の場合「自社で活用したいサービスを外注すればいい」と考えているのは事実です。

その結果、AIによって企業の目標が達成されれば、AIエンジニアを常時雇用する必要性もなくなり、徐々に需要がなくなってしまうとも考えられます。

「AIエンジニアは仕事なくなる」とは言い切れない3つの理由

AIエンジニアは仕事がなくなることが懸念されているものの、全ての仕事がなくなるとは言い切れません。

以下では、その中で特にAIエンジニアの仕事がなくならないと考えられる3つの理由をご紹介します。

1.AIを扱う技術者は必要になる

AI技術の進化によって、仮に一部の業務が自動化されても、AIを導入・運用し最適化し続けるためには専門的な技術が求められます。

ツールやプラットフォームを効果的に活用するためには、AIの仕組みやアルゴリズムなどを深く理解しているエンジニアが不可欠です。

トラブル発生時にも迅速に対応するためには、専門的な知識をもった人材が活躍するため、AIエンジニアの仕事が完全になくなるということは考え難いでしょう。

2.様々な業界・企業でAIが活用される

AI技術は医療、金融、製造、物流、教育など、今や様々な業界や企業で活用されています。

これに伴い、それぞれの業界に特化したAIソリューションを開発・導入できるエンジニアの需要が高まっています。

今後は、AI全般についてだけではなく、各業界特有の知識を持ち、課題を柔軟に解決するためのスキルを持ち合わせるエンジニアが重宝されるようになることが予想されます。

したがって、各業界に特化したAIエンジニアが必要とされることが考えられるのです。

3.人間が行うべき業務がある

AIが業務を自動化できるとはいえ、人間にしか行えない業務は存在します。

例えば、AIの導入においては、クライアント企業のビジネス目標や企業の課題を理解した上で、AI技術を適合させるための設計や戦略的判断が必要となります。

このように、AIエンジニアには人間の洞察力や創造性が欠かせない業務があるのです。

つまり、AI技術が進化しても、人間特有の判断力や感性を必要とする業務の重要性は高まっていくと考えられます。

AIエンジニアとして仕事がなくならないためにできること

ここまでご紹介した通り、AIエンジニアは必要がなくなる可能性と、今後も必要とされる可能性の両方を秘めています。

ここからは、今後AI技術がさらに発展しても、AIエンジニアとして活躍し続けるためにするべきことをご紹介します。

スキルを磨く

まずはAIエンジニアとして、技術力を高めることが大切です。

技術の発展が速い中においても、顧客のニーズに応えられるよう、常にトレンドや最新の知識を身に付けておく必要があります。

自分の専門分野に特化しながら、新しい分野にも柔軟に対応できるスキルを身に付けておくと、市場価値を維持できるでしょう。

キャリアアップを目指す

クライアントへのヒアリングやチームのマネジメントなど、AIにはできない部分の能力を伸ばしてキャリアアップすることで、人間ならではの力を活かせます。

例えば、データサイエンティストはデータ分析力などを活かして、新たな製品やサービスの提案をすることが可能です。

他にも、ITコンサルタントやプロジェクトマネージャーなど、どの職種も各企業ごとの特徴を把握しながら、サービス利用者の視点に立った想像力が求められます。

「人間だからできること」に取り組む

AIが進化しても、人間ならではの創造力や共感力、倫理的な判断が求められる業務はAIエンジニアの重要な役割として残ることは言うまでもありません。

例えば、AIを使った新しいアイデアやソリューションを生み出すクリエイティブな発想、AIが提供するデータや結果を社会に適応させる洞察力などが挙げられます。

クライアントやサービス利用者のニーズに応えられるよう、自ら積極的に取り組むことが、AIエンジニアとしての価値にもつながるのです。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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AIエンジニアのキャリアパス

AIエンジニアのキャリアパスの代表例としては、次の4つが挙げられます。

・スペシャリスト
・プロジェクトマネージャー
・ITコンサルタント
・データサイエンティスト

まず、スペシャリストは、その名の通りAIに関するスペシャリストになることです。

データ解析や画像解析、自然言語処理などの分野の専門家になって活躍する方法です。

次に、プロジェクトマネージャーは、システム開発の初期段階を担当するAIエンジニアを管理したり、プロジェクト全体の計画の策定や予算管理、進捗管理などを行います。

ITコンサルタントは、企業のIT戦略の策定をしたり、システムの見直し、さらには新しいシステムの導入を提案するなど幅広い業務に携わります。

AIエンジニアとしての経験があれば、AI分野に特化したコンサルタントとしての期待が活躍できるでしょう。

最後に、データサイエンティストは、AI技術を活用して、新たなサービスや商品の開発を提案したり、新たな業務プロセスを提案する仕事です。

AIエンジニアの業務ではビッグデータの分析や解析を行うこともあるため、それまでの経験を活かすことができるといえます。

AIエンジニアとして仕事がなくならないために身に付けるべき知識・技術

現在、AIエンジニアの需要は高いですが、将来的にもAIエンジニアとしての市場価値を維持するためには、スキルを磨くことが大切です。

ここからは、将来においてもAIエンジニアとして活躍できるために身に付けておきたい知識や技術について解説します。

高度なプログラミングスキル

AIエンジニアに欠かせないものといえば、プログラミングスキルです。

特にPythonは、機械学習やデータ分析においてよく使われる言語であり、ライブラリも豊富です。

Pythonを中心に、高いプログラミングスキルを身に付けることがAIエンジニアとしての大切なポイントです。

Pythonはあくまでも最低限身に付けておきたい言語であるため、他の言語についての知識も深めておきましょう。

数学的知識

AI開発においては、確率論や統計学、線形代数、微分積分などの数学的知識が必要であり、特に論理的な思考能力があるAIエンジニアは重宝されます。

これらの知識は、データを理解して機械学習モデルを構築する際に不可欠であり、データの解析やアルゴリズムの最適化にも応用できます。

数学があまり得意ではない人でも、数学を学び直すことによってAIの面白さを感じられるようになるかもしれません。

データを扱うスキル

AIエンジニアにとってデータベースの操作は必要不可欠なスキルです。

なぜなら、AIのレベルを高めるためには質の高いデータが必要だからです。

特にデータベース言語であるSQLの理解は、データの効率的な管理と分析につながっています。

AIシステムは膨大なデータを扱うため、データベースの設計や運用などの知識が求められます。

これらの知識を持っていることで、データの収集、整理、分析がスムーズに行えるでしょう。

コミュニケーションスキル

AIエンジニアにとって、人間ならではの業務を行う上で欠かせないものがコミュニケーションスキルです。

クライアントのニーズを正確に読み取ったり、状況に応じて臨機応変に対応するなど、コミュニケーションスキルは機械には決してできないことの一つといえます。

まずは相手の話をしっかり聞き、傾聴の姿勢を大切にしながら、ニーズを読み取る力を養いましょう。

さらに、相手に対して自分の考えを適切に表現できるスキルを身に付けることができれば、AIには真似できないコミュニケーションがとれるようになるでしょう。

問題解決力

AIを活用する際には、その業界や企業特有の特徴や課題などを理解して提案や開発・導入を行うことが大切です。

クライアントが何を望んでいるのか、それに対して最適なソリューションは何かなど、問題解決までの適切な対応が求められます。

問題解決能力を養うためには、前述したコミュニケーションスキルに加え、クライアントに関する情報収集も欠かせません。

また、自分1人で考えるのではなく、他のエンジニアとも問題を共有し、アイデアを出し合っていくことも必要となるでしょう。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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AIエンジニアに役立つ資格

AIエンジニアとして長く活躍したいと考えるのであれば、スキルの証明となる資格を取得することも視野に入れてみましょう。

例えば、基礎的な資格は、基本情報技術者試験が挙げられます。

基本情報技術者試験はITの基礎的なスキルを証明できるため、まずは取得しておきたい資格です。

参考:IPA情報処理推進機構「基本情報技術者試験

その他にも、AIエンジニアとして活躍するには必須のプログラミング言語、Pythonの専門知識を評価する「Pythonエンジニア認定試験」もあります。

AIエンジニアとして長く活躍したいのであれば、まず取得しておくことをおすすめします。

試験は、「基礎」「データ分析」「実践」に分かれていますが、初めて挑戦する方には「Pythonエンジニア認定基礎試験」がおすすめです。

参考:一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会「PythonED

【結論】人間ならではの仕事ができるAIエンジニアなら仕事がなくなることはない

人間ならではの仕事ができるAIエンジニアを目指そう

AIが発展する中で「AIエンジニアは仕事がなくなる」と言われることがあり、一部の業務がAIに置き換えられるのも事実です。

しかし、多くの業界・企業でAIの活用が拡大しており、AIエンジニアとしての高い専門性が不要になるわけではありません。

そのため「人間ならではの仕事」ができるAIエンジニアであれば、仕事をAIに奪われることはなく、活躍し続けることができるといえます。

単純にAIの開発を行うことを考えて日々業務するのではなく「自分だからできることは何か」「AIに任せられることは何か」といった視点を持っておくことが大切です。

まとめ

ここまで解説したように、現在社会にある様々な業務の中には、実際にAIに置き換えられる業務もあるため、一部の仕事がなくなることは事実です。

しかし、AIエンジニアとしての需要がなくなるとは言い切れません。

将来的にも継続して活躍し続けるAIエンジニアでいるために、できることは数多くあります。

そのため、日々それらを意識をしながら積極的に業務に取り組みましょう。

弊社ESESはSES企業です。

SESとは、システム開発などの一連の業務に関する契約形態の一つで、SES企業が常駐先であるクライアント企業にエンジニアを派遣するという仕組みのことです。

弊社では、様々な案件を扱っており、もちろんAIエンジニア向けの案件も保有しています。

エンジニアがチャンスをつかめるよう、スキルアップやキャリアアップのためのサポートも手厚く行っております。

スキルの高さや希望に合わせて、エンジニア本人が案件を選ぶことができるため、エンジニアとしての働き方に不安を抱えている人でも安心して業務にあたれるでしょう。

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執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
「SES(客先常駐)」を「良いSES(“E”SES)」にしたいという願い。

2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

そして3つ目は、
社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

ESESでは「自らとエンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」
ミッションとし、常態化しているSESエンジニアの労働環境課題を解消していきます。