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クラウドエンジニアはやめとけ!?7つの理由と「やめとけ」と言い切れない魅力も解説

クラウドエンジニアはやめとけ!?

クラウドエンジニアはクラウドに関する業務を担当するエンジニアで、近年、クラウドを活用する企業が増えているため、需要が高まっている職種の一つです。

しかしながら、ネット記事やSNSを見ると「やめとけ」といった言葉を目の当たりにすることがあります。

本記事では「クラウドエンジニアはやめとけ」といわれる理由や、そうとは言い切れない魅力についても解説します。

「クラウドエンジニアはやめとけ」と聞いて不安を感じたり、今後のキャリアを考え直そうとしている方は働き方を決める際の参考にしてください。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

クラウドエンジニアとは?

クラウドエンジニアは、クラウドサービスを使ってインフラの設計・構築・運用保守を行うエンジニアのことです。

主な仕事内容としては次のようなことが多いでしょう。

インフラ設計クライアントのニーズに応じて、クラウドを選定し、設計を行う。
クラウドの構築サーバーの仮想化やデータベースの構築など、クライアントの要望を組み込んで構築する。
運用保守システム管理やバージョンアップなどを行い、サービスを安定して稼働できるようサポートする。

近年は、クラウド内でサーバーやネットワークを構築して利用する企業が増えています。

そのため、クラウドエンジニアの需要は高まっている状況です。

「クラウドエンジニアはやめとけ」といわれる7つの理由

クラウドエンジニアは現代においてITを活用する上でなくてはならない存在であり、需要も高く、将来性もある仕事です。

しかし、その反面、次のように「やめとけ」といわれる理由があることも事実です。

1.緊急時の障害対応がストレスになる

クラウドに問題が発生してしまうと、クライアントのWebサイトが閲覧できなくなったり、社内での業務がストップしてしまうなど、企業活動に影響が出ます。

軽微な障害であればマニュアルに沿って対応するなどの方法で短時間で解決できることもあるでしょう。

しかし、大規模障害の場合は、解決後にも原因の調査や影響の調査などの事後処理にも時間がかかることが考えられます。

いち早く解決する必要があるため、障害が発生した場合は夜間や休日に対応する場合もあり、気が休まらずにストレスを感じてしまう人もいます。

2.責任が重い

クラウドに障害が発生してしまうと、クライアントの企業活動に支障が出てしまい、大きな損害につながってしまうことが少なくありません。

トラブルが起こらないよう対策をしたり、何かあった際にはすぐに解決するなど、クライアントの企業活動において大きな責任を持たなければいけません。

トラブルが起こったからといって個人の責任が問われるわけではありませんが、クライアントだけではなく自社のその後の運営にも悪影響を与える可能性はあります。

そうしたプレッシャーから気疲れを起こしてしまう人も多いのです。

3.必要な知識が幅広い

クラウドエンジニアは、従来のインフラエンジニアに必要なスキルから、最新のクラウドのスキルまでを幅広く身に付けておく必要があります。

サーバーやネットワークなど、インフラに関する知識は幅広く、その大変さから「やめとけ」といわれることが多いのです。

その需要や将来性の高さからインフラエンジニアを目指したものの、多くのことを学ぶのが大変で、途中で挫折してしまう人も少なくありません。

クラウドエンジニアはプログラミングスキルを活かす機会があまりないため、プログラミング経験者でも難しいと感じる部分が多いのです。

4.常に最新情報を持っている必要がある

クラウド技術は日々進化しているため、常に最新情報を知っておく必要があります。

クラウドサービスは一度導入したらおわりではなく、年に何度もアップデートが行われるものもあり、その都度システムを更新していかなければいけません。

そのため、日頃からエンジニア系のニュースサイトやSNS、ブログなどをチェックし、最新の情報をキャッチアップし続ける必要があります。

誰かに言われて知るのではなく、自分から情報を取りに行くことが求められるため、その部分にしんどさを感じる人もいます。

5.高いコミュニケーション能力が求められる

クラウドサービスを導入するにあたって、クラウドエンジニアはクライアントからヒアリングをするなど、必要に応じて様々な立場の人と関わる場面があります。

例えば、クライアントから要望を聞き、それをもとにインフラの設計書や、実装後のシステムの運用テスト結果、保守管理などについて説明を行います。

そのため、黙々と作業をこなすだけではなく、コミュニケーションがなければ円滑に業務を進めることができません。

また、クラウド導入に関してはクライアントだけではなく社内の他部署との連携も必要になるため、コミュニケーション能力は必須といえるでしょう。

6.提案力が必要

クラウドエンジニアはクラウドに関するプロです。

そのため、クライアントの要望に応えるだけではなく、クライアントの要望をさらに上回るサービスがあれば、最適なサービスの提案をする必要もあります。

クライアントや上層部の意見を聞きつつも、自社のサービスの中で最もニーズにあったサービスを相手が納得できるように説明する能力も必要です。

どれだけ自社が質の高いサービスを扱っていても、提案力が低ければサービスの提供にも至らず売上にも影響を及ぼしてしまうでしょう。

7.資格取得が大変

クラウドエンジニアとして働く上で、必須の資格があるわけではありません。

ただし、自分のスキルの高さを証明したり、スキルアップのために学習するなど、資格取得のメリットは大きいといえます。

具体的な資格としては、「AWS認定」「MicrosoftAzure認定試験」「Google Cloud認定資格」などが挙げられますが、これらの資格は取得難易度が高いといわれています。

さらに、資格を取得するには知識を得るだけではなく、実務経験も必要になったり、更新のために学習を続けたりする必要もあるのです。

そのため、日々の業務に加え、継続的な学習に大変さを感じてしまう人もいます。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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クラウドエンジニアにプログラミングスキルは不要?

クラウドコンピューティングは、情報技術の業界のなかでも特に進化が目まぐるしい分野の一つです。

そのため、クラウドエンジニアは、常に最新の技術や知識を追っておく必要があります。

さらに、クラウドエンジニアには次のようなスキルが求められます。

・上流工程の知識スキル
・サーバーの構築スキル
・セキュリティに関する知識とスキル
・仮想化の知識とスキル

上記のスキルを見ていただいてもわかるように、クラウドエンジニアにはプログラミングスキルはそれほど必要ではありません。

なぜなら、クライアントが求めるクラウドサービスの構築には、それほど高度なプログラミングスキルは必要ないためです。

そのため、クラウドエンジニアを目指すのであれば、プログラミングスキルよりも上記のような分野の知識やスキルを身に付ける方が近道であるといえるでしょう。

ただし、クラウドエンジニアは幅広い知識を必要とし、プログラミングスキルを全く使わないというわけではありません。

優先順位をつけつつ、様々な知識・技術を身に付けていくようにしましょう。

やめとけとは言い切れないクラウドエンジニアの魅力

ここまでクラウドエンジニアが「やめとけ」といわれる理由をご紹介してきましたが、もちろんネガティブな側面ばかりではありません。

クラウドエンジニアは、需要が高まっている職業であるため将来性もあり、その他にも様々な魅力があることも事実です。

そこでここからはクラウドエンジニアの魅力についてご紹介します。

高いスキルが身につく

クラウドエンジニアは様々なクライアントのニーズに応える必要があります。

例えば、サーバーやネットワーク構築以外にも、データベースやセキュリティ構築といった業務を任されることも珍しくありません。

「必要な知識が多くて大変」という一面もあるが、幅広く高いスキルを身に付けることで活躍し続けられるクラウドエンジニアでいられます。

また、学び続けることで知らないことを知ったり、できなかったことができるようになるというやりがいや楽しさも感じられるでしょう。

在宅勤務が可能な案件もある

クラウドエンジニアは従来のように現場に行ってインフラ構築を行うオンプレミス環境ではなく、クラウド上でインフラの構築が可能です。

つまり、PCと作業環境さえ整っていれば、自宅やコワーキングスペースなど出社をすることなく場所を選ばずに仕事ができる場合もあります。

クラウド技術を使って遠隔でも作業が可能なので、むしろ在宅勤務を推奨している企業もあるほどです。

そのため、ワークライフバランスがとりやすいという魅力があります。

需要が高まっている

近年、クラウドを利用する企業が増えており、クラウド技術の利用は不可欠といえます。

クラウドファーストといって、新しいITシステムの開発や導入の際に、最初からクラウドを前提とするアプローチを行う潮流があるのです。

クラウドを導入するにあたって専門的な知識を持っている人の存在は欠かすことができない上、導入後もアップデートや障害対応などが必要になります。

つまり、クラウドエンジニアの需要は高く、将来性も同様に高いといえます。

年収アップが期待できる

職業情報サイトjobtagの「システムエンジニア(基盤システム)」によると、基盤システムに携わるシステムエンジニアの年収は660万円となっています。

クラウドエンジニアとは別の職種ですが、仕事内容や需要などから、クラウドエンジニアの年収も同程度であることが予想されます。

クラウドエンジニアの需要は高く、高い技術を持っているエンジニアであるため、年収は高くなる傾向にあると考えて間違いないでしょう。

また、身に付けるスキルや、案件、所属する企業などによってはさらに高年収を目指すことも可能です。

「クラウドエンジニアはやめとけ」といわれない人の特徴

クラウドエンジニアは「やめとけ」といわれる人がいる反面、クラウドエンジニアに向いている人もいます。

クラウドエンジニアに関するネガティブな側面だけを信じるのではなく、ポジティブな面と両方を見つめながら、自分に向いているのかを見極めることが大切です。

そこでここからは「クラウドエンジニアはやめとけ」といわれない人の特徴、すなわちクラウドエンジニアに向いている人の特徴をご紹介します。

トレンドを追うのが好き

クラウドエンジニアは一度必要なスキルを身に付ければ、一生安泰というわけではありません。

IT業界は変化が激しく、新しい技術が生まれることも多いため、一度スキルを身に付けても、それが古くなってしまうことも珍しくはないのです。

特にクラウドサービスは頻繁にアップデートが行われたり、様々な情報が流れてきます。

そのため、トレンドも押さえながらスキルアップしていけば、クライアントそれぞれに最適なサービスを提案することができるでしょう。

常に新しい技術に興味が持て、トレンドを追うことが好きな人はクラウドエンジニアに向いているといえるでしょう。

コミュニケーションをとるのが苦にならない

クラウドエンジニアは、他のエンジニアやクライアントとのコミュニケーションを取る機会が多い仕事です。

ニーズを聞き出したり、他部署との連携をとりながら必要な情報を伝える必要があります。

またクラウドエンジニアは技術的な知識だけではなく、ビジネスという観点から見た場合にどうなのかといった考え方も必要です。

そのため、多くの人と話すのが苦にならない人や、人の話を聞くことが好きな人はクラウドエンジニアとしてより活躍しやすいでしょう。

地道な作業を続けられる

クラウドやインフラ業務は、システム構築はもとより、いわば企業活動の核となる非常に重要な部分です。

クラウドエンジニアはそれらに障害が起こらないよう、設定を確認したり、問題なくシステムが動いていることをチェックするなど、地道な作業も多いものです。

自分だけではなく、一緒に働くメンバーの仕事に対してもミスがないかを確認し、些細なミスやちょっとした不具合に気づけ、さらにそれを指摘できる人が好ましいでしょう。

「縁の下の力持ち」のようなポジションで働きたいという人には向いています。

自分から行動できる

クラウドエンジニアは、トレンドや持っているスキルを活用しつつ、クライアント企業の課題を解決するために業務を行う必要があります。

単純にシステムを構築するのではなく、そのシステムが常にクライアントにとって最適な状態であることが求められます。

また、チームで進める作業も多く、周囲との連携は欠かせません。

その中で、周りを見ながら自発的に行動できる人は向いているといえるでしょう。

さらに、自分から積極的に不具合がないかをモニタリングし、問題が起こる前に対策をとれるフットワークの軽さも必要です。

その場にすぐ適応できる

クラウドエンジニアはクライアント企業に入って業務を行います。

クライアント企業は、それぞれの企業で風土や作業の進め方が違うため、その都度適応していく必要があります。

また、重要なシステムに関わる仕事の場合は、開発期間が長期に渡ることも珍しくありません。

常駐先の雰囲気に柔軟に対応でき、その場の雰囲気に慣れやすい人はクラウドエンジニアに向いているといえるでしょう。

「やめとけ」といわれないクラウドエンジニアになるには?

クラウドエンジニアになるには、まずはスキルを身に付け、経験を積んでいくことが必要です。

そもそも未経験や経験が少ないエンジニアにとっては就職すること自体が難しかったり、この先クラウドエンジニアとして働き続けるか決めきれない人もいるでしょう。

そのため、最初の一歩として「SESで働く」というのも選択肢の1つです。

SESであれば、経験が少なくても就職がしやすく、一人ひとりのスキルレベルに合った仕事に携わることができます。

様々な案件に携わる中で、自分が本当にクラウドエンジニアに向いているかどうかを判断することも可能でしょう。

経験を積んでスキルアップしていけば、クラウドエンジニアとして他社への転職もしやすくなるといえます。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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これからクラウドエンジニアを目指すには?

クラウドエンジニアはIT系職種の中でも需要が高い職種のため、クラウド技術関連の書籍やWebサイトが豊富に出版・公開されています。

そのため、これからクラウドエンジニアを目指す人は、書籍やWebを利用して勉強をする方法も一つの手です。

ただし、独学が苦手な人や、独学に限界を感じるのであれば、スクールに通う方法も検討してみましょう。

スクールであれば重要なポイントも効率的に学べ、スケジュール管理も徹底されているため、途中で学習がストップしてしまうこともありません。

また、最新の情報が得られるという点も大きなメリットといえるでしょう。

もちろんスクールの場合は独学よりも学費がかかりますが、より早くクラウドエンジニアになりたいという方は、スクールに通うことも検討してみましょう。

まとめ

ここまでご紹介したように「クラウドエンジニアはやめとけ」といわれる理由があることは事実です。

ただし、その理由は全てのエンジニアに当てはまるわけではなく、企業によっても特徴は異なり、人それぞれ相性も違います。

「やめとけ」といわれるかどうかはそれぞれなので、今回ご紹介した特徴を参考にしながら、基本的な部分で自分がクラウドエンジニアに向いているかどうか考えてみましょう。

「経験が少なくて、クラウドエンジニアになるのは難しいかな……」

「クラウドエンジニアとして働き続けられるか不安」

このような方は、まずはSESで働くことも検討してみましょう。

弊社ESESもSES企業であり、次のような特徴があります。

  • エンジニアの希望を叶えられる「案件選択制度」がある
  • 「単価評価制度」によって正当な評価が得られる
  • 還元率が高く、エンジニアに報酬がきちんと還元される

エンジニアとして働くのであれば、このように自分のスキルを正しく評価し、給料に還元する会社で働いてみませんか?

弊社では上記以外にもさらにSESエンジニアが仕事に誇りを持って働けるよう、働き方の改善を続けています。

「ESESで働いてみたい」と少しでも考えてくださった方は、以下より採用条件をぜひご確認ください。

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執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
「SES(客先常駐)」を「良いSES(“E”SES)」にしたいという願い。

2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

そして3つ目は、
社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

ESESでは「自らとエンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」
ミッションとし、常態化しているSESエンジニアの労働環境課題を解消していきます。