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SES転職なら大手一択?ランキングやホワイト企業の見分け方

SESは大手一択?ランキング&企業の見分け方

給与や案件の内容などに不満があったり、企業の将来に不安を感じ、現在所属しているSES企業から大手SES企業への転職を考える人は少なくありません。

大手SES企業は安定感や働きやすさなどの面で魅力的な面が多い反面、注意すべき点もあります。

本記事では、大手SES企業の魅力や注意点を、大手企業のランキングも交えながら解説します。

また、記事の後半では、いわゆる「ホワイトなSES企業」の見分け方についても解説しますので、転職を検討しているという人はぜひご覧ください。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

大手SES企業とは?

SESというと中小企業のイメージを持つ人も多いかもしれません。

しかし、そもそも「大手企業」に明確な定義はなく「中小企業以外の企業」が大手企業であるといえます。

中小企業は「中小企業基本法」と呼ばれる法律によって業種ごとに定義づけされており、業種ごとに資本金や従業員数が決められているのです。

例えばサービス業の場合は、資本金が5,000万円以下、従業員数100人以下の場合が中小企業となり、従業員数が5人以下の場合は小規模企業に分類されます。

IT業界では「大手企業=受託・自社開発・SIer」というイメージが強いですが、大手企業であってもSESを行う企業は多く存在します。

ただ、大手企業の場合はSESだけではなく受託や自社開発も行っているケースがほとんどです。

大手SES企業は、自社のエンジニアだけではなく、フリーランスとして活動しているエンジニアとも契約しているケースが多く見られます。

大手SES企業の魅力

経営が安定し、多くの案件を扱う大手SES企業にはたくさんの魅力があることは確かです。

しかし、一口に大手企業といっても社内体制や扱う分野はさまざまですので、全ての人におすすめできるとは言い切れません。

大手SES企業への応募を考える際は、その企業が条件に当てはまっているかを確認してみましょう。

以下の条件に当てはまる企業であるほど、納得感を持って働くことができます。

上流工程の案件に関わりやすい

SESでは案件ごとに仕事内容が変わることが多く、幅広い分野の仕事を経験できるという特徴があります。

加えて、大手SES企業が扱う案件では、クライアントから直接依頼される案件も多いため、上流工程に関わるチャンスも多くなる傾向があります。

もちろん大手企業以外のSESでもスキルや実績があれば上流工程に関われるチャンスはありますが、割合としてはやはり大手企業の方が多いといえるでしょう。

特に案件選択制度を導入している企業であれば、エンジニアのスキルや実績に応じて、希望する案件を選ぶことが可能です。

SESの案件選択制度についてはこちらの記事でもご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

福利厚生が充実している

福利厚生とは、給与やボーナスといった基本的な報酬以外に、企業が従業員やその家族に対して提供している制度で、健康や生活の質の向上を目的としています。

福利厚生には法律で決められているものと、企業が独自に定めているものがあり、大手企業では次のような福利厚生制度を独自で定めているケースが多く見られます。

  • 家賃補助
  • 退職金
  • 食事補助(社員食堂など)
  • レジャー施設などの割引サービス

このような制度は実際の業務には直接関係があるものではありませんが、福利厚生制度が充実していることで、仕事へのモチベーションアップやプライベートの充実に繋がるでしょう。

高収入を目指しやすい

大手企業では上流工程に関われるチャンスが多く、上流工程に関わるためには高いスキルが求められるため、自然と単価も高くなります。

3次請けや4次請けの場合は、間に複数の企業が入るためその分マージンを抜かれてしまいます。

しかし、大手企業の場合は発注元に近いため抜かれるマージンが少なくなり、その分エンジニアにより多くの報酬が還元されるのです。

自社の人と一緒に現場に入れる

SESでは客先常駐で働くことがほとんどです。

客先でチームが組まれており、自社から参画するのは自分1人だけ(経験が豊富なエンジニアの場合)というケースも少なくありません。

事前に客先の情報などは共有されますが、特に経験の少ないうちは不安も多くなりがちです。

一方、大手SES企業では、最初からいきなり1人で現場に送り込まれるということはほとんどありません。

基本的には同じ会社の先輩と一緒のチームでプロジェクトに参画することが多いため、不安を感じることも少ないでしょう。

研修制度が整っている

大手SES企業では、ビジネスの基礎や資格取得のための勉強会など、仕事をする上で必要となる知識を学べる研修が多く実施されています。

大手SES企業が受ける案件の中には、最先端の技術や知識が必要になる機会も多いため、このような勉強会を積極的に設けているケースが少なくないのです。

さらに、SES企業によってはエンジニアのキャリア形成に役立つ研修に力を入れていることもあります。

研修制度が整っている企業ほど、エンジニアのキャリアプランをサポートする姿勢に前向きであるといえるでしょう。

大手SES企業の注意点

ここまでご紹介したとおり、大手SES企業にはさまざまな魅力がありますが、大手企業だからといって全ての面で満足できるとは限りません。

働く人や、働く企業によっては不満に思う部分もあるかもしれません。

そこでここからは、大手SES企業で働く上での注意点を解説します。

融通が利きにくい

大手SES企業は、中小企業と比較すると様々な面でルールが確立されていることが多いです。

そのため、定められたルールの中できちんと仕事をこなすことが求められます。

企業によっても自由度は異なりますが、例えば「このやり方の方がいいのに」と思っても、企業内のルールによって融通が利かないこともあるかもしれません。

売上と給与は直結しない

大手企業では給与テーブルが決められているケースが多く、売上が多かったからといって給与が高くなることはありません。

また、給与テーブルが決められているがゆえに、どれだけ常駐先で成果を上げてもSES企業に正しい評価が伝わらず、給与が反映されにくい可能性があります。

一方、クライアントからの単価を基準として給与や賞与が決められる「単価評価制度」を導入している企業であれば、エンジニアに単価が公開されます。

そのため、納得感を持って給与を得ることができるでしょう。

SESの単価評価制度についてはこちらの記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

高い専門性が求められる

大手SES企業では上流工程も多く扱っているため、高度な技術や新しい知識が必要になるケースも多いです。

また、社内で働くエンジニアのレベルが高いため、入社後にレベルの差を感じて気後れしてしまう可能性があります。

全てのSES企業で働くエンジニアにいえることではありますが、業務だけでスキルアップしようとするのではなく、業務時間外にも自己研鑽が必要です。

日々の業務に加えて勉強をすることは簡単なことではありませんが、新しい技術や知識を持っているエンジニアは市場価値が高く、キャリアアップにもつながります。

下流工程も多く扱っている可能性が高い

上流工程の案件に関わりやすいのは大手企業の魅力です。

しかし、従業員が1,000名を超えており、未経験者や経験の浅いエンジニアを50人や100人など多く採用している大手企業では、当然、保有している案件も多くなります。

そして、その中にはテストや監視などの下流工程も含まれている可能性もあるでしょう。

大手SES企業に入社できたとしても、エンジニアのスキルが未熟であったり、実績が少ない場合は、このような下流工程の案件を担当することもあります。

大手企業だからといって必ずしも上流工程に携われるというわけではないのです。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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大手のSES企業に入社することができても、当然ながらスキルや実績がなければ携われる案件は限定されてしまいます。

また、優秀なエンジニアが多いことから、自分のスキルや実績に自信がない場合、プレッシャーや働きづらさを感じることもあるかもしれません。

また、せっかく大手SES企業に入社できても下流工程の案件ばかりに携わることになってしまってはスキルアップは難しいといえます。

SES企業からSES企業への転職はそれほど難しいことではありません。

自分のスキルや実績に自信が持てないという人は、企業規模にこだわるのではなく、まずは自分がスキルアップしやすいSES企業で働いてみる方法もよいでしょう。

大手SES企業ランキング【企業規模】

ここからは、2023年時点の、社員数と資本金をもとにした企業規模ランキングをご紹介します。

SESは「社員数が増えていること」が「企業が成長していること」を表すため、企業を見極める指標の1つになります。

大手SES企業での就職を考えている人は、社員数に注目してみるとよいでしょう。

企業名資本金社員数
1位富士ソフト株式会社262億28万円9,602人
2位株式会社システナ15億1,375万円4,446人
3位コムチュア株式会社10億2,212万円1,234人

なお、これらの企業は大手企業のためSIerとしての側面も強いですが、SES事業も扱う企業であるため「SES企業」として挙げています。

SIerをメインに事業展開をしている企業でも、SES事業を扱っている企業であればSESエンジニアとして採用される可能性があるともいえます。

引用:
富士ソフト株式会社「会社情報
株式会社システナ「会社概要
コムチュア株式会社「会社概要

大手SES企業ランキング【売上】

続いてご紹介するのは、売上をもとにした大手SES企業の上位3位のランキングです。

企業名売上高
1位富士ソフト株式会社1922億7100万円
2位株式会社システナ724億4500万円
3位コムチュア株式会社284億8700万円

※株式会社システナとコムチュア株式会社は、四半期報告書をもとに推定値として算出

こちらでも、先にご紹介した社員数と資本金をもとにしたランキングと同様の企業が同じ順位でランクインしています。

1位の富士ソフト株式会社はSES業界では知らない人がいないほどの大手企業です。

2位の株式会社システナは海外展開も行っており、現在売上を大きく伸ばしている会社です。

3位のコムチュア株式会社は新人の育成に力を入れており、若手社員が多く活躍しています。

引用:金融庁
富士ソフト株式会社:有価証券報告書(2022年1月1日~12月31日)
株式会社システナ:四半期報告書(2022年10月1日~12月31日)
コムチュア株式会社:四半期報告書(2022年10月1日~12月31日)

大手だけではない「ホワイトSES企業」の見分け方

「ホワイトSES企業」の見分け方

「大手企業の魅力」でもご紹介した通り、大手SES企業には様々な魅力があります。

ただ、大手だからといって誰もが働きやすいと感じるわけではなく、人によっては大手ではなくても、もっと働きやすいSES企業がある場合もあります。

特に近年は大手企業でなくても、SESエンジニアの労働環境を整えようと様々な取り組みを行う「新SES」と呼ばれる企業が増えており、そのような企業を選ぶのも一つの手です。

そこでここからは、いわゆる「ホワイトSES企業」の見極め方をご紹介します。

会社に「成長性」がある

SESでは、多くの案件があり、その案件に対応できるエンジニアが多ければ多いほど売上は高くなります。

つまり、SESでは「社員数が増えている=企業が成長している」ということになります。

過去の企業情報と比較して、社員数が減っていたり、社員数に変化がない企業は注意が必要です。

社員数が減っていたり、離職率が高かったり、業績が悪く新しく人を雇える状況ではない可能性があります。

「還元率」が高い

還元率は、1人あたりの単価に対して、どれほどの割合でエンジニアに給与として還元されるかを示す数値です。

  • SESの場合「還元率50~60%」程度が一般的
  • 「還元率70%」を超えると“高還元SES”と呼ばれる

ただし、還元率の計算方法には明確な決まりがなく、SESによって計算方法が異なるため、還元率だけではなく最終的な給与額を確認することが大切です。

還元率については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

「単価評価制度」を導入している

従来のSESではエンジニアが案件の単価を知ることはありませんでしたが、近年では「単価評価制度」を導入する企業が増えています。

エンジニアの月給や賞与額はクライアントから提示された単価を基準として決まりますが、この単価評価制度では、エンジニアに単価が開示されます。

そのため、エンジニアは単価に対して給与や賞与が適切であるかの判断ができるようになり、納得感を持って働くことができるのです。

なお、単価評価制度についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

「案件選択制度」を導入している

「案件選択制度」は、その名のとおりエンジニア自身が案件を選択できる制度です。

SESというと「案件ガチャ」という言葉もあるように、エンジニアが案件を選べないケースが一般的です。

案件選択制度ではエンジニアが複数の案件の中から希望する案件を選ぶことが可能で、エンジニアにスキルや実績があるほど選べる案件も多くなる傾向があります。

ただし、企業によっては案件選択制度を導入していても、全ての案件ではなくある程度案件を絞った上で提示をしてくるケースもあるため、案件選択の自由度はあらかじめ確認しておきたいところです。

SESの案件選択制度についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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その企業が「ホワイト」か「ブラック」かというのは、人によって感じ方が違うため、一概に基準を設けることはできません。

ただし、SESエンジニアとしての働き方が気に入っているのであれば、できるだけ納得して長く働き続けられる企業に所属することが大切です。

ホワイトなSES企業を見極めるポイントは上記のように様々ありますが、ポイントはSES企業側が長期的なキャリアプランについて一緒に考えてくれるかという点です。

自身のキャリアプランを考慮してくれるSES企業であれば、スキルアップできる案件の紹介や、キャリアアップのためのアドバイスを受けることができるでしょう。

まとめ

大手のSES企業には多くの魅力がありますが、大手のSES企業だからといって全てのエンジニアにとって働きやすい環境とは言い切れません。

まずは自分がどのような働き方をしたいのかというキャリアプランを明確にし、企業規模に関わらず、どの企業であればキャリアプランを実現できるかを見極めることが大切です。

エンジニアとして働き続けたいと考えるのであれば、自分のスキルを正しく評価し、給与にきちんと還元される会社を選ぶことをおすすめします。

ESESでは、ここまでにもご紹介した以下の3つの制度を導入しています。

  • 高還元率
  • 単価評価制度
  • 案件選択制度

弊社ではSESエンジニアが誇りを持って仕事に取り組めるよう、今後も働き方の改善を続けていきます。

ESESでの働き方に少しでも興味をお持ちの方は、ぜひ以下より採用条件をご確認ください。

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執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
「SES(客先常駐)」を「良いSES(“E”SES)」にしたいという願い。

2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

そして3つ目は、
社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

ESESでは「自らとエンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」
ミッションとし、常態化しているSESエンジニアの労働環境課題を解消していきます。