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IT業界でホワイト企業に入るには?企業ランキングも紹介!

IT業界のホワイト企業で働くには?ホワイト企業ランキング紹介

日進月歩で発展を続けるIT技術。

IT技術の発展とともにIT業界の市場も拡大し続ける一方で、IT業界における人手不足は深刻化の一途をたどっています。

慢性的な人手不足の状態であるため、IT人材の需要は高く、今後も需要は伸びていくことが予想されますが、IT業界は企業によって働きやすさが大きく変わります。

そのため、IT業界で働こうと考えるのであれば、自分に合った企業を見つけることが大切です。

そこで本記事では、いわゆる「ホワイト企業」に入るためのコツをご紹介します。

また、IT業界のホワイト企業ランキングを総合職・技術職編にわけてご紹介しますので、働きやすい企業を見極める際の参考にしてみてください。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

【総合職編】IT業界のホワイト企業ランキング

一口にIT企業と言っても、SES、SIer、Webなど、その種類・分野は様々です。

ここでは、口コミや年収、売上高、離職率など様々な情報を加味した上で、総合ランキングとしてホワイト企業であると考えられる次の上位3社をご紹介します。

  1. Google
  2. NTTグループ
  3. 野村総合研究所

それではそれぞれの企業について詳しく見ていきましょう。

1.Google

Googleは、言わずと知れたインターネット関連のサービスや製品を取り扱うアメリカの大企業です。

検索エンジンやオンライン広告、クラウドサービスなど、幅広い事業を行っています。

自由な社風かつ、社員が楽しく働けるような環境が用意されており、休日出勤がないことや、残業が少ないといった特徴があります。

また、食事が無料提供されていたり、有給消化率が高く長期休暇がとれるなど、福利厚生が非常に充実しているため、ホワイト企業度が高いといえるでしょう。

参考:Google

2.NTTグループ

NTTグループは、携帯電話や移動体通信サービスなどを提供する企業で、日本国内では最大の移動体通信事業者といえます。

通信事業やスマートライフ事業を中心に、様々な事業を行っており、通信事業にとどまらずサービスの幅を広げています。

全世界で900以上のグループ企業を抱えており、代表的な企業の一例としては次のとおりです。

  • 株式会社NTTドコモ(docomo)
  • 東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
  • 西日本電信電話株式会社(NTT西日本)
  • エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社

グループ企業ごとに多少の違いはあるものの、全体として残業が少ない傾向にあり、休暇が取得しやすいためワークライフバランスがとりやすいといわれています。

また、女性管理職を増やす取り組みがされており、女性が働きやすい環境が用意されている点もホワイト企業とされる大きな理由といえるでしょう。

参考:NTTグループ

3.野村総合研究所

ITコンサルのサービスを展開する野村総合研究所。

国内の大手企業を中心として、様々な顧客に対してサービスを提供しています。

システム開発や経営戦略に合わせたサポートなど、IT戦略に関して一貫して対応できる点が大きな強みです。

大きなプロジェクトに携われるチャンスが多く、適正な評価が行われており、中途入社の人も多く活躍しています。

全社的にリモートワークを積極的に取り入れつつ、コミュニケーションが取りやすい仕組み作りが行われている点も働きやすさが評価されているポイントです。

参考:野村総合研究所

【技術職編】IT業界のホワイト企業ランキング

ここからは、IT業界の中でも、技術職向けのホワイト企業ランキングをご紹介します。

ただし、技術職といっても、ITエンジニア、ITコンサルタント、社内SEなど、職種によって働きやすさには差があるものです。

そのため、ここでは総合ランキングの上位3社として次の企業をご紹介します。

  1. 富士ソフト
  2. テクノプロ・ホールディングス
  3. メイテックグループ

それではそれぞれの企業について詳しくみてみましょう。

1.富士ソフト株式会社

独立系Slerに分類される富士ソフト株式会社。

Slerとは、端的に説明すると、顧客の要望に応じてシステム開発やソフトウェアの運用、コンサルティングなど様々な業務を請け負う企業のことです。

同社は、AIやIoT、セキュリティなど、幅広い分野で高い技術力を持っており、積極的に新しい技術を取り入れるなど、新たな取り組みを行っていることで知られています。

案件の進捗状況にもよりますが、残業を減らそうという動きがあり、同業界の中ではワークライフバランスがとりやすい環境といえるでしょう。

また、男女平等な雰囲気があり、管理職に就いたり、時短勤務や育児休暇を取得しながら活躍している女性もいるようです。

参考:富士ソフト株式会社

2.テクノプロ・ホールディングス

テクノプロ・ホールディングスは国内最大級の技術系人材サービス事業を行う企業です。

グループ全体では、ITをはじめ、建築や化学分野などに幅広く参入しています。

また、IT分野においては、全国に拠点があり、高い技術力を持つエンジニアが活躍していることで知られています。

家族手当や在宅手当、家賃補助といった福利厚生が充実しており、資格取得をすることで資格手当がつくため毎月の給与をアップさせることも可能です。

さらに、産休や育休の取得後に復職する女性社員も多く、復職後も時短勤務ができたり、子どもの体調不良などによる急な休みにも柔軟に対応しています。

参考:テクノプロ・ホールディングス

3.メイテックグループ

システムの設計や開発のサポートを行うメイテックグループ。

エンジニアの技術力が高いことで知られており、約12,000人のエンジニアが約1,400社の大手・優良会社で幅広く活躍しています。

講座や勉強会などの研修が充実しており、エンジニアのキャリアアップ支援にも力を入れている点が大きな特徴です。

基本的に休日出勤が少なく、常駐先の状況にもよりますが、定時で帰宅することも可能など、ワークライフバランスがとりやすい環境づくりがされています。

先輩社員のサポートや、社員同士の繋がりが持てる機会を設けるなど、風通しの良い社風です。

参考:メイテックグループ

IT業界におけるホワイト企業の見分け方

「IT業界でホワイト企業で働きたい」見分け方は6つ!

IT業界には様々な企業があると同時に、IT業界で働く人の価値観も様々です。

そのため、同じ企業でも、人によっては「ホワイト企業」と思えることもあれば、それほど良い環境とは思えないこともあります。

ただし、IT業界全体として、一般的にホワイト企業であると言われる企業には一定の特徴があることは事実です。

そこで、ここからはそのような特徴をもとに、ホワイト企業を見極めるための指標をご紹介します。

長時間労働になりにくい

IT業界の企業の多くは、人材不足に加え、納期や急なトラブルによる作業の遅れなどの影響によって長時間労働になりやすい傾向があります。

実際に、厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和3年9月分結果確報」によると、一般労働者の平均残業時間は9.4時間であるのに対し、「情報通信業」は15.1時間。

全体の平均よりも残業時間が6時間近く長い傾向にあることがわかります。

また、株式会社Geeklyが行ったアンケート「IT業界における「残業」に関するアンケート」でも、ITエンジニアの残業は平均23.2時間というデータがあります。

あまりに労働時間が長いとワークライフバランスがとりにくくなってしまうことは言うまでもありません。

特にプライベートな時間を大切にしたいと考えている人は、労働時間はチェックすべきポイントです。

年収に納得できる

どれだけ仕事内容が充実していても、安定した生活を営みながら働き続けるためには収入面について考えることも大切です。

会社の売り上げを社員の給与やボーナスとしてきちんと還元している企業はホワイト企業といえるでしょう。

言い換えれば、業績が安定している企業は安定して給与を得られるため、注目するべきポイントともいえます。

求人情報・転職サイトdoda(デューダ)が2022年12月19日に公表した「平均年収ランキング(職種・職業別)【最新版】」によると、ITエンジニアの平均年収は422万円。

IT業界での働き方はエンジニア以外にもありますが、このような平均年収のデータと比較しながら、納得できる年収であるかもチェックしましょう。

有給取得率が高い

多くのホワイト企業にみられる傾向の1つとして、有給休暇をとりやすい雰囲気がある点が挙げられます。

そのため、有給取得率が高い企業は働きやすい環境であるといえるでしょう。

労働時間と同様に、プライベートの時間も大切にできることを重視している人は特に有給休暇のとりやすさをチェックすることをおすすめします。

「バリバリ働きたい」という人であっても、仕事に専念するためにはしっかり休むことも必要です。

心身の健康のためはもちろん、急な用事ができた時にも柔軟に対応できる環境かどうかも確認しておきましょう。

福利厚生が充実している

福利厚生とは、給与やボーナスなどの基本的な報酬以外に、従業員やその家族に対して提供している制度やサービスのことです。

福利厚生は実務とは直接関係のない部分ではあるものの、福利厚生が充実していることは、社員のプライべートにも配慮があり、働きやすい環境が整っているといえます。

ただし、家賃補助や社員食堂などの食事補助、退職金制度など、福利厚生の内容は企業によって様々です。

そのため、自分とって利用したいと思える福利厚生か、実際に利用できそうな福利厚生が用意されているかを確認しましょう。

教育・研修制度が整っている

業務に直接関係のある技術的な研修はもちろん、ビジネスの基礎を学ぶ勉強会や資格取得の支援など、仕事をする上で必要な知識を学べる制度の有無も大切なポイントです。

ホワイト企業であれば、より質の高いサービスをクライアントに提供するために、社員の教育・研修を怠りません。

また、企業成長のために社員のキャリアプランを重視している企業は将来性があるともいえます。

自分の希望のキャリアプランを叶えるための教育・研修制度やキャリアプラン相談ができる企業であるかどうかもチェックしておきたいポイントです。

離職率が低い

厚生労働省の「令和3年上半期雇用動向調査結果の概況 」によると令和3年度の「情報通信業」における離職率は5.0%。

全体における離職率は8.1%のため、IT業界の離職率はやや低いといえます。

「離職率が低い=ホワイト企業」とは一概に言い切れませんが、離職率が高い企業は働きにくいと感じる可能性があるため注意が必要です。

企業のホームページなどで離職率が公表されていない場合は、直接企業に問い合わせたり、面接時に質問するなど、離職率についても確認しておくことをおすすめします。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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ホワイト企業を見つけるためにはココもチェック!

ホワイト企業の特徴には、上記以外にもまだポイントがあります。

例えば年間休日のその一つ。

年間休日が多い企業は、休日出勤が発生しないように業務の効率化に積極的に取り組み、働きやすい環境を作り、社員を大切にしようと考えている傾向があります。

また、IT業界は基本的に多重請負構造のため、下請けになるほど得られる利益が少なくなりがちです。

下請け自体に問題はありませんが、できるだけ直請けに近い仕事が多い企業の方が得られる給与も高くなると考えることが自然でしょう。

そのほかにも、社長も自ら営業を行っていたり、社長がエンジニア出身者でITへの理解力が高いといった会社も、信頼度が高いといえるでしょう。

IT業界でホワイト企業に入るコツ

ホワイト企業を見極める指標はありますが、その企業がホワイト企業だと感じるかどうかは人それぞれ異なります。

そのため、ホワイト企業に多くみられる傾向があるかどうかを確認しつつも、「自分にとってどうなのか」をしっかりと考えることも大切です。

ここからは、IT業界においてあなたに合ったホワイト企業に入るためのコツを解説します。

キャリアプランや希望条件を明確にする

IT業界でホワイト企業に入るためには、自分のキャリアプランや希望を明確にし、その条件に合った企業を選択することが大切です。

まずは、次のような項目について、自分はどのように考えているのかを整理してみましょう。

  • 仕事内容(興味のある分野など)
  • 給与(最低限欲しい給与)
  • 働き方(リモートワークの有無など)
  • キャリアプラン(5年後、10年後どのようになりたいか)

そして、自分の希望が明確になったら、特に重視したい項目を3つ程度に絞り込みます。

こうすることで、選択肢の幅を狭めすぎたり、入社してから「自分に合わない」という状況を防ぐことができるでしょう。

企業の情報収集をする

自分が理想とするキャリアプランや希望条件が決まったら、その条件に当てはまる企業を探します。

IT業界は企業によって様々な特徴があるため、イメージだけではなく、具体的な希望条件と照らし合わせて候補を絞り込みましょう。

企業によっては、社員が働きやすくなるよう様々な制度を導入しているケースもあるため、そのような制度の内容や数を基準にするというのも1つの方法です。

例えば、弊社ESESであればエンジニアが働きやすい環境を作るために「単価評価制度」「案件選択制度」といった制度を導入しています。

なお、「単価評価制度」については以下の記事で詳しく解説しています。

企業の評判や口コミなどを確認する

ホワイト企業かどうかを見極めるためには、企業情報だけではなく、口コミサイトやSNSなどで良い口コミと悪い口コミの両方を確認することもポイントです。

特に、悪い口コミに対しては、自分がその内容を許容できるかどうかという視点で考えてみましょう。

また、IT業界では代表や社員がSNSを投稿していることもあります。

弊社ESESも、この記事の監修者でもある白川がX(旧Twitter)を運用しています。

このようなSNSでは日々新しい情報が発信されているケースも多いため、会社の雰囲気や考え方などが自分に合うかどうかの判断基準にできることも少なくありません。

可能であれば、OB・OG訪問をして、実際に働いている社員に話を聞くのもおすすめです。

実務に役立つ資格を取得する

IT業界では、年齢や学歴よりもその人が持つITスキルや実績が重視されます。

ITに関する高いスキルを持っていれば、その分希望の企業にも入りやすくなります。

そのため、十分にアピールできる実績を持っている人は問題ありませんが、そうでない人はIT関連の資格取得がおすすめです。

資格を取得することで、一定レベルのスキルを持っていることを証明でき、さらに実務業務にも活かすことも可能です。

おすすめのIT関連の資格についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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面接時にはココをチェック!

面接は会社概要や口コミだけではわからない企業の空気感や実際の仕事に対する考え方などを知れる大きなチャンスです。

面接官の際、社内の雰囲気が暗く感じたり、面接官の態度が横柄に感じる場合は、自分の直感を信じてみても良いでしょう。

また、質問に対して曖昧な回答しか得られない場合も注意が必要です。

特に業務内容や勤務形態、残業といったことに関する質問に対してきちんとした回答が得られない場合は、ブラック企業である可能性が高いといえるでしょう。

さらに、その場で内定を出したり、内定決定後、入社を急かすような企業も離職率が高い傾向があるため注意が必要です。

まとめ

IT業界には多くの企業があり、企業の特徴はそれぞれ異なります。

また、どの条件が当てはまればホワイト企業といえるのかといった点も人それぞれ違います。

そのため、本記事で紹介した見分け方やコツを1つの指標として、自分に合うホワイト企業を探してみましょう。

IT業界の中でも、弊社ESESはSES企業にあたり、弊社がクライアント企業(常駐先)にエンジニアを派遣し、業務の指揮命令や出退勤管理を行っています。

また、弊社は、SESの中でも以下のような特徴がある企業です。

  • 納得できる報酬体系(単価評価制度、高還元率)
  • エンジニア自身で案件を選べる(案件選択制度)
  • 研修・書籍購入補助など、スキルアップ支援あり

その他にも、弊社ではエンジニアの働きやすい環境を作るため、福利厚生や休暇制度の整備にも努めています。

弊社ESESについてさらに詳しく知りたいという方は、以下の募集要項をぜひご確認ください。

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執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
「SES(客先常駐)」を「良いSES(“E”SES)」にしたいという願い。

2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

そして3つ目は、
社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

ESESでは「自らとエンジニアがウズウズ働ける世の中をつくる。」
ミッションとし、常態化しているSESエンジニアの労働環境課題を解消していきます。