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「セキュリティエンジニアはなくなる」は本当?将来性と向いている人の特徴を解説

セキュリティエンジニアはなくなる?

「セキュリティエンジニアは将来なくなる」

そんな言葉を耳にして、不安を感じたことはありませんか?

確かに、AIの進化やセキュリティツールの普及により、そのような意見があるのも事実です。  

一方で、情報セキュリティの重要性は年々高まっており、セキュリティエンジニアの需要はむしろ増しているという見方もあります。

本記事では「セキュリティエンジニアがなくなる」と言われる理由や、将来性があるとされる背景を解説します。  

さらに、どんな人がこの仕事に向いているのか、よくある疑問やキャリアの考え方についてもご紹介します。

事実を知ったうえで、自分に合った働き方やキャリアの方向性を考えるきっかけになれば幸いです。

この記事の監修者

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

株式会社ESES 代表取締役社長

1990年生まれ。埼玉県出身。SES業界を「“良い”SES」にするために業界No.1の立ち位置を目指す、株式会社ESESの代表取締役。人材サービス事業を行うUZUZ(ESESのグループ会社)において、営業部長や支店立ち上げを経て、最年少で執行役員に就任した経歴の持ち主。現在は、経営業務だけでなく、営業や採用にも幅広く従事し、SES業界に革新を起こすために日々奮闘中。

セキュリティエンジニアがなくなると言われる3大理由

「セキュリティエンジニアは将来なくなる」と言われる背景には、いくつかの理由があります。  

中でも、よく挙げられるのが次の3つです。

  1. 就職難易度が高い
  2. セキュリティソフトが普及している
  3. AIによる自動化が進んでいる

それぞれにどんな背景があるのか、詳しく見ていきましょう。

1.就職難易度が高い

セキュリティエンジニアは、IT職種の中でも特に高い専門性が求められる分野です。

ネットワークやサーバーの基礎知識に加え、脆弱性の理解、暗号化技術、ログ分析など、幅広く深い知識が必要とされます。

そのため、学習のハードルが高く、途中で挫折してしまう人も少なくありません。  

このような背景から「そもそもなれる人が少ない=需要がないのでは?」という誤解が生まれることがあります。

実際には、難易度が高いことと需要がないことはイコールではありません。

しかし、誤解が解けないと「将来的に職種として消えるのでは……」といった不安につながることがあるのです。

2.セキュリティソフトが普及している

IT化が進むにしたがって、ウイルス対策ソフトやクラウド型のセキュリティサービスが広く普及しています。  

企業だけでなく、個人レベルでもセキュリティ意識が高まり、セキュリティソフトを導入するケースも増えてきました。

こうした状況から「セキュリティ対策はソフトに任せれば十分では?」という認識が一部で広がっています。

その結果、専任のセキュリティエンジニアは将来的に不要になるのでは、という見方をされているのです。

確かに、セキュリティソフトは一定の防御力を持っていますが、ソフトウェアだけで全ての脅威に対応できるわけではありません。

ソフトの設定や運用、新たな脅威への対応など、専門家の判断が必要な場面は数多く存在します。

3.AIによる自動化が進んでいる

AI技術の発展により、ログの自動解析や不正アクセスの検知といった業務が、かつてよりも効率的に行えるようになりました。 

こうした自動化の流れは、セキュリティ分野にも確実に影響を与えています。

そのため「いずれAIが全てのセキュリティ業務を担うようになり、セキュリティエンジニアという職種がなくなるのでは?」という懸念も生まれています。

AIは大量のデータを短時間で処理できるため、人間が手作業で行っていた分析業務を効率化できるのは事実ですが、あくまでツールの1つにすぎません。

AIが導き出した結果を解釈したり、最終的な判断を下したりするのは人間の役割です。

「セキュリティエンジニアがなくなる」は噓!将来性があるといえる5つの理由

セキュリティエンジニアには将来性がある!

 「セキュリティエンジニアは将来なくなる」といった声がある一方で、実際にはその需要や将来性は高まっているという見方もあります。

将来性があると言われる理由は、主に以下の5つです

  1. AIやツールを使いこなせる人材が必要とされる
  2. 情報セキュリティの重要性が高まっている
  3. サイバー犯罪の手口が巧妙化・複雑化している
  4. 継続的なサポートが必要とされる
  5. AIでは代替できない仕事がある

社会全体のデジタル化が進む中で、セキュリティの重要性は年々増しており、エンジニアの役割はますます多様で高度なものになっています。

それぞれの理由について詳しく解説します。

1.AIやツールを使いこなせる人材が必要とされる

AIの進化によって、セキュリティエンジニアの業務の一部が自動化されつつあるのは事実です。  

しかしそれに伴い「AIやツールを適切に使いこなし、組織のセキュリティレベルを高められる人材」へのニーズが高まっています。

例えば、AIは自動で脅威を検知してアラートを出すことができますが、そのアラートが本当に危険なものかどうかを判断するのは人間の仕事です。

背景やリスクを読み解いて適切に判断・対応できるスキルが求められます。

つまり、AIの普及によって仕事がなくなるのではなく、需要や役割の形が変化するのです。

2.情報セキュリティの重要性が高まっている

企業のDX化が進む中で、クラウドサービスやネットワークを活用するビジネスが急増しています。  

業務効率化や新たなビジネスモデルの創出など、現代のデジタル技術は企業にとって欠かせないものとなりました。

しかし、ITの活用が進むほど、情報漏洩やサイバー攻撃など様々なリスクと隣り合わせになります。

また、個人情報保護法といった法規制も強化されており、セキュリティ対策の重要性は年々増しています。

セキュリティ体制は企業の社会的な信用にも直結するため、専門家であるセキュリティエンジニアの需要は今後も高まり続けるでしょう。

3.サイバー犯罪の手口が巧妙化・複雑化している

サイバー攻撃の手法は年々進化しており、ランサムウェア攻撃やビジネスメール詐欺をはじめ、狙われる対象も手法も多様化しています。

攻撃者は常に新たな手法を生み出しているため、企業が対策を講じても、ほどなく別の攻撃が現れるのが実情です。

こうした、いたちごっこの状況が続く中では、防御する側も常に対策を見直し、アップデートし続ける必要があります。

その中心的な役割を担うのが、専門知識を持つセキュリティエンジニアです。

セキュリティエンジニアには、新たな脅威を分析し、最適な対策を講じる役割もあります。

高度化・巧妙化するサイバー犯罪に対応するためには、セキュリティエンジニアの知識と判断力が欠かせません。

4.継続的なサポートが必要とされる

セキュリティ対策は「一度導入すれば終わり」ではありません。  

組織の成長やシステムの変更に応じて、継続的な見直しと改善が必要です。

また、日常的なアラートの精査やログ監視、定期的な脆弱性診断など、日常的なサポート業務も欠かせません。  

そのため、セキュリティ対策のシステムを導入したからといって、セキュリティエンジニアの役割が終わるわけではないのです。

むしろ、システムを適切に運用し、効果を最大化させるためには、セキュリティエンジニアは欠かせない存在だといえるでしょう。

5.AIでは代替できない仕事がある

セキュリティエンジニアの仕事には、AIでは代替できない領域が多いです。

AIは業種や業界に関する一般的な知識を持つことができるため、役に立つ場面はあります。

しかし、企業の事業内容や組織構造を踏まえたリスク分析やセキュリティ設定は、その企業を深く理解した人間でなければ行えません。

また、経営層や従業員へのセキュリティリスクの説明など、コミュニケーションを必要とする業務もあります。

AIが発展しているとはいえ、こうした人間の介入が必要な業務は今後も残り続けるでしょう。

そのため、セキュリティエンジニアの仕事が将来的になくなる可能性は低いといえます。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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サイバー攻撃の脅威は増加の一途

サイバー攻撃の脅威が増加していることも、セキュリティエンジニアの需要が高まっている理由の1つです。

警察庁の発表によると、令和6年には、政府機関や交通機関、金融機関など、重要インフラ事業者に対するDDoS攻撃とみられる被害や、情報窃取を目的としたサイバー攻撃が相次いで発生しました。

ランサムウェアの被害報告件数は222件と高水準で推移しており、フィッシングの報告件数も前年比で約52万件(44%)と大幅に増加しているのです。

こうした被害拡大の背景には「RaaS(Ransomware as a Service)」と呼ばれる仕組みの普及があります。

これは、ランサムウェアの開発者が攻撃実行者にツールを提供し、その見返りとして身代金の一部を受け取るという仕組みであり、攻撃者の裾野が広がる要因となっています。

サイバー攻撃の前兆となる脆弱性探索行為など、不審なアクセス件数も増加し続けており、セキュリティエンジニアの必要性は今後さらに高まるといえるでしょう。

参考:警察庁サイバー警察局「令和6年におけるサイバー空間をめぐる脅威の情勢等について

なくなると言われるセキュリティエンジニアに向いている人の特徴

将来的にも需要があるといえるセキュリティエンジニアですが、全ての人に向いているとは限りません。  

ここでは、セキュリティエンジニアに向いている人の特徴を4つご紹介します。  

  • 継続的に学ぶ意欲がある
  • 物事を論理的に考えられる
  • 問題解決が得意
  • 責任感がある

自分の性格や長所と照らし合わせながら、参考にしてください。

継続的に学ぶ意欲がある

セキュリティ分野は技術の進化がとても速く、常に学び続ける姿勢が求められます。

新しい攻撃手法が登場するたびに、その仕組みを理解し、対策を考えることが欠かせません。

そのため、最新情報をキャッチアップしながら対策を考えていく習慣が大切です。

「学び続けることが好き」「変化に対応するのが得意」という人に、セキュリティエンジニアは向いています。

物事を論理的に考えられる

セキュリティの判断には曖昧さが許されず、論理的に考えることが必要とされます。

「なんとなく大丈夫そう」という感覚的な判断では、重大な脆弱性を見逃してしまう可能性があるからです。

例えば、ログ解析や原因追及など、情報をもとに仮説を立てて検証するプロセスは多く存在します。

また、セキュリティ対策をクライアントに提案する場面では、なぜその対策が必要なのかを論理的に説明する力が求められます。

このようにロジカルシンキングが得意な人は、セキュリティエンジニアとして活躍できる素質があるといえるでしょう。

問題解決が得意

セキュリティインシデントは予想外のタイミングで発生します。

深夜や休日に突然発生することもあり、迅速な対応が求められる場面も少なくありません。

セキュリティに関する問題は企業の信用に直結するため、一刻も早く解決することが必要です。

そのような状況でも、冷静に状況を整理し、最適な対応を導き出せる人は現場で重宝されるでしょう。

困難な状況でも「どうすれば解決できるか」を考えることが好きな人は、セキュリティエンジニアに向いています。

責任感がある

セキュリティエンジニアは、企業の情報資産を守るという重要な役割を担っています。

顧客情報や機密データなど、ひとたび漏洩すれば企業の存続に関わりかねない情報を扱うことも少なくありません。

そのため、責任感を持って仕事に向き合える人が向いている職種です。

「自分の仕事が企業を守っている」という意識を持って取り組める人は、セキュリティエンジニアへの適性があるでしょう。

また、自分の判断に責任を持ち、最後までやり遂げる姿勢も大切な素質の1つです。

監修者コメント

白川 聖悟SHIRAKAWA SEIGO

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意外と重要なのはコミュニケーション力

セキュリティエンジニアと聞くと「PCと向き合いながら黙々と作業する職人肌の仕事」というイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし実際には、コミュニケーション力が求められる場面も多くあります。

例えば「なぜこのセキュリティソフトを導入するのか」「どのような効果が期待できるのか」といった内容を、専門知識のない相手にも分かりやすく説明する力が必要です。
  
難解な専門用語を並べるのではなく、相手の立場に立って、かみ砕いて伝える姿勢が求められます。

また、相手の困りごとを丁寧にヒアリングし、課題を正しく把握したうえで、最適な改善策を提案することもあります。
  
こうしたやり取りが信頼関係を築き、新たなビジネスチャンスにつながることも少なくありません。

技術力に加えて、コミュニケーション力を磨いておくことで、セキュリティエンジニアとしての活躍の場はさらに広がっていくでしょう。

なくなると言われるセキュリティエンジニアについてよくある質問

ここでは、セキュリティエンジニアについて、よく寄せられる質問に回答します。

  • 「セキュリティエンジニアはやめとけ」と言われて不安…
  • 未経験でもセキュリティエンジニアになれる?
  • セキュリティエンジニアのキャリアパスは?

これからセキュリティエンジニアを目指す方や、キャリアに悩んでいる方にとって、判断のヒントになるはずです。

Q1.「セキュリティエンジニアはやめとけ」と言われて不安……

「セキュリティエンジニアはやめとけ」と言われる背景には、以下のような理由があります。

  • 常に迅速な対応が求められる
  • 責任が重い
  • トラブル発生時の原因追及が大変
  • 対策を考えるのが難しい
  • 顧客対応がつらい
  • 常に最新の情報を持っている必要がある
  • 仕事に終わりがない
  • 成功が目に見えにくい

確かに大変な面はありますが、そのぶん大きな達成感ややりがいを得られる仕事でもあります。  

高い技術力を身につけられるだけでなく、ユーザーや企業をトラブルから守り、社会に貢献できるという魅力もあります。

向き・不向きがある職種だからこそ「自分はどんな働き方をしたいのか」「何にやりがいを感じるのか」を考えることが大切です。

以下の記事では、セキュリティエンジニアの仕事内容や「やめとけ」といわれる理由について詳しく解説しています。

セキュリティエンジニアについて知りたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

Q2.未経験でもセキュリティエンジニアになれる?

未経験から目指すにはハードルが高いため、キャリアアップ先として考えるのがおすすめです。

セキュリティエンジニアは、幅広い知識や経験が必要とされます。

そのため、未経験からいきなりセキュリティエンジニアを目指すのは難しいのが実情です。

まずはインフラエンジニアや、セキュリティの中でも運用保守の分野で経験を積み、基礎となる知識や技術を磨くことが大切です。

資格取得や学習の継続、実務経験を積んでいくことで、セキュリティエンジニアへのキャリアアップが可能になります。

焦らず、段階的にスキルを身につけていきましょう。

Q3.セキュリティエンジニアのキャリアパスは?

セキュリティエンジニアのキャリアパスは多岐にわたります。  

一例として、以下のような職種があります。

  • セキュリティオペレーター
  • セキュリティアナリスト
  • セキュリティアーキテクト
  • セキュリティコンサルタント
  • セキュリティマネジメント担当者
  • CISO・CSO
  • ホワイトハッカー

それぞれ求められる役割が異なるため、自分がどのような働き方をしたいかを考えることが大切です。

技術を極めたいのか、マネジメントに携わりたいのか、コンサルティングを行いたいのかによって、目指すべき方向性が変わります。

長期的なキャリアプランを踏まえて、身につけるべきスキルを計画的に習得していきましょう。

以下の記事ではセキュリティエンジニアのキャリアパスについて、より詳しく解説しています。

先ほど挙げた各職種についても紹介しているので、興味のある方はぜひ合わせてご覧ください。

まとめ

「セキュリティエンジニアはなくなる」と言われる理由があるのは確かです。  

AIの進化やツールの普及により、業務の一部が自動化されているのも事実でしょう。

しかし実際には、情報セキュリティの重要性は年々高まっており、それに伴ってセキュリティ人材の需要も増加しています。  

人にしかできない判断や対応が求められる場面は多く、今後もセキュリティエンジニアの役割がなくなる可能性は低いです。

AI時代だからこそ「人にしかできない仕事ができる人材」を目指すことが、これからのキャリア形成において重要になるでしょう。

弊社ESESは、クライアント企業にエンジニアの技術力を提供するSES(システムエンジニアリングサービス)事業を行っています。

SESでは様々な案件に携わることができるため、幅広い経験を積んでスキルアップすることが可能です。

またESESでは、セキュリティエンジニアとして活躍したい方はもちろん、これからセキュリティ分野に挑戦したいという方にも、スキルや希望に応じた案件をご提案しています。

キャリアの方向性に合わせたサポート体制も整えており、長期的な成長を見据えた働き方が可能です。

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執筆・編集

ESESブログ 編集部

「正しい情報をわかりやすく」をモットーに、SESエンジニアとして働くなら知っておきたい“お役立ちコンテンツ”を発信しています。すべての記事は、SESのプロが徹底的に監修。SES企業だからこそわかるリアルな情報を日々発信中です。

ESESとは?

ESESという社名には、3つの願いが込められています。

1つ目は、ITエンジニアの7割を占める働き方
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2つ目は
「従業員満足度(ES)」を高めることで、「エンジニア全体の満足度(ES)」も高めたいという願い。

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社員や顧客に対して常に「YES(前向きな返答)」と言える会社でありたいという願い。

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